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【注意】4/10更新 4月末にモネロ(Monero)がハードフォーク!エアドロップで付与されるモネロV(MoneroV)とは?

2018.04.10
4月末にモネロ(Monero)がハードフォーク!エアドロップで付与されるモネロV(MoneroV)とは?

<この記事(ページ)は 10分で読めます>

【2018年4月10日追記】
モネロV(Monero V)ですが、スキャム(詐欺)であるという説が有力です(Moneroの公式Twitterでも、Monero Vをサポートしていません)。

Monero Vはスキャム(詐欺)説が有効か 匿名性が犯されるリスクあり

本稿ではMy Monero(ウォレット)にモネロを保管しておくことでモネロVを受け取る方法を紹介していますが、ハードフォークに際してモネロの匿名性が守られないリスク、エアドロップの際にモネロを盗まれる可能性について専門家たちは警告しています。

<参考記事>
https://www.coindesk.com/airdrop-attack-coming-monero-fork-condemned-as-privacy-threat/

スキャムであると100%言い切ることはできませんが、こうした情報があるということを知り、十分情報を集めた上で判断するようにしてください。

————

My Moneroを使って個人情報匿名系仮想通貨として時価総額上位をずっと占めている仮想通貨のモネロ(Monero, XMR)ですが、4月30日ごろにハードフォークを起こして新しい仮想通貨モネロV(MoneroV)が誕生します。

このハードフォークはイーサリアム(Ethereum)のようなアップグレード型のハードフォークではなくて、ビットコイン(Bitcoin)からビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)が誕生したように新しい仮想通貨が誕生するタイプのハードフォークになります。

モネロ(Monero)のハードフォークでもらえるモネロV(MoneroV)とは?

ハードフォークによって新しく誕生されるモネロV(MoneroV)という仮想通貨が付与されます。

モネロV(MoneroV)は、オリジナルのモネロ(Monero)と比べて次の二つの特徴があります。

・発行上限が設定されていないオリジナルのモネロ(Monero)に対して、ハードフォーク後のモネロV(MoneroV)は発行上限が2億5600万XMV(モネロVの単位)と設定されています。

これによりトークンが大量に発行されすぎてインフレーションが起こり、通貨の価値が下がってしまうことを防ぐことができます。

・モネロV(MoneroV)をはじめとする多くの仮想通貨が直面している問題であるスケーラビリティ問題を解決するため、mimblewimbleを実装する予定。

mimblewimbleは、匿名性を担保しつつブロックチェーンのサイズを小さくするためのもので、2016年ごろから提唱されていたプロトコルです。

モネロV(MoneroV)はいつもらえる?

2018年の4月30日ごろ(予定)の1564965ブロックでモネロ(Monero)がハードフォークを引き起こして、そのあとの数日程度でモネロV(MoneroV)が付与される予定です。

カウントダウンはモネロV(MoneroV)のサイト上で行われていて、こちらから確認することができます。

モネロV(MoneroV)はどれだけの量もらえる?

モネロV (MoneroV)は、上記のブロックの段階で保有されていたモネロ(Monero)の保有高(XMR)の10倍のモネロV(XMV)が付与されます。

※これに応じて、マイニングの際の報酬やハードフォークの時点で流通している通貨の量がオリジナルのモネロ(Monero)の10倍になります。

例えばハードフォークの時点で10XMR保有していた人には、100XMVのモネロV(XMV)が付与されることになります。

モネロV(MoneroV)の受け取り方

モネロV(MoneroV)公式サイトによると、現在の段階でモネロV(MoneroV)のサポートを表明している取引所はありません。

そのため、確実にモネロV(MoneroV)を受け取るためにはウォレットなどに移動させておくことが推奨されています。

モネロV(MoneroV)公式サイトにより推奨されているのは以下の二つの方法です。

1. GetMonero.org

2. Mymonero.com

ここではそれぞれの特徴を軽く説明いたします。

1. GetMonero.org

モネロ(Monero)の開発チームにより公式に開発されたGUI版ウォレットです。

CLI版のウォレットではないので仮想通貨の初心者の方やコンピューターに詳しくない人でも簡単に使用することができるように開発されました。

こちらからインストールして初期設定を行うことにより使用することができます。

2. Mymonero.com

こちらもモネロ(Monero)の開発チームにより公式に開発されたウォレットですが、こちらはGUI版ウォレットではなく、ウェブウォレットとなっています。

そのため、各自のパソコン上にインストールする必要がありません。

それではどちらのウォレットがよいのでしょうか。

結論から言うと、安全性ではGetMonero.orgのGUI版ウォレットの方が優れていて初期設定にかかる時間は圧倒的にMymonero.comのウェブウォレットの方が優れています

Mymonero.comのウェブウォレットでは、ランダムに生成された英単語のグループがそれぞれの秘密鍵に該当するものになっていて、これを失うとログインすることができなくなってしまいます。

また、これを第三者に当てられてしまうと中のモネロ(Monero)を抜き出されてしまいます。

ただ、英単語の数は膨大なのでそこからランダムに選出された単語のグループを正しい順番で当てることが現実的に極めて難しいです。

そのため、実際問題としてはウェブウォレットだからハッキングなどの被害にあうと言うわけではありません。

しかし、やはりGetMonero.orgのGUI版ウォレットのほうがさらに安全性が高いことは確かです。

一方で、GetMonero.orgのGUI版ウォレットにも欠点はあります。

それは、使い始めるまでにかなりの時間を必要とすることです。

こちらのサイトからダウンロードをしたのち使用言語などを選択した後新しいウォレットを作ることができますが、実際にモネロを送ったり受け取ったりすることができるようになるまでに全てのブロックの情報をコンピューター上にダウンロードすることが必要となります。

これに非常に時間がかかってしまうという理由でMymonero.comを選ぶ人も少なくありません。

中立的な意見としては、

・長期にわたる投資

・高額での投資

を考えている人はGetMonero.orgのGUI版ウォレットをおすすめしますが

・今回のモネロV(MoneroV)のエアドロップのために少しモネロ(Monero)を買ったという人

にはMymonero.comのウェブウォレットをおすすめいたします。

なお、Mymonero.comでのアカウントの作成の仕方は簡単なので以下で説明いたします。

まずこちらのサイトにアクセスします。

mymonero.com1

そして中央の「Create an Account」を選択します。

mymonero2

このような画面が表示されるので注意書きをよく読み、この画面の下の方にある「Your Private Login Key」の欄に書かれた英単語のグループをメモ帳などに保存します。

オンラインだけでは万が一コンピューターなどが破損した際に紛失してしまうのでオンラインだけでなく紙媒体などのオフライン環境でも保存しておくことを強くお勧めします。

あとはそのプライベートログインキーを「Confirm Your Private Key」と書かれたところに入力したらアカウント作成は終了です。

次の画面からモネロ(Monero)の受け取りや送金ができるようになります。

モネロをウォレットに受け取るためには、一番右の”Receive”をクリックします。

あとは通常のウォレットや取引所と同じように、受信アドレス・金額・ラベルを入力し、外部のウォレットや取引所からモネロを送金します。

ここで1つ注意点です。

モネロ(Monero)は匿名性が高いという性質から、送金する際には必ず目印となるPayment IDを入力します。
Receiveの画面を開くと、自動的にPayment IDが表示されるため、これを送金する際に入力します。

このPayment IDですが、My Moneroのログイン毎に変わります。
ですので、取引所から送金する際はMy Moneroのログインセッションが切れていないことを確かめてPayment IDをコピーして、受け取りアドレスを入力して送金すると良いでしょう。

また、アドレスの文字列を入力して送金するよりもページ下部のQRコードを使うことで入金反映が早くなるため、可能な場合はQRコードを使う方法をおすすめします(数量・ラベルを入力すると、QRコードが自動生成されます)。

モネロ(Monero/XMR)はどこの取引所で購入できるの?

モネロ(Monero)は現在、国内取引所・販売所での扱いはありません。

海外取引所では、Bittrex、Poloniex、Bitfinexなど多くの取引所で扱いがありますが、中でもおすすめなのはBinance(バイナンス)です。

取引ペアが200種類以上と豊富であることに加え、取引手数料が0.05〜0.1%と非常に安いことから、利用者数が世界No.1の取引所です。

Binance(バイナンス)はビットコインのハードフォークの際もハードフォークによって生まれた仮想通貨を早い段階で付与したことから、この先ハードフォークによるエアドロップがされる際にも対応が早いと考えられます。

この先もお得にフォークコインを手に入れたいという人は、ぜひこの機会にバイナンスに登録しておくと良いでしょう。

 バイナンスへの登録はこちら

海外取引所では、日本円での入金ができません。

そのため、国内の取引所でビットコインを購入し、そのビットコインを海外取引所に送って他のアルトコインと取引する必要があります。

今回のモネロのエアドロップのように、海外でしか扱いのないコインのエアドロップやハードフォークなどでタダで仮想通貨を手に入れるチャンスはあると思います。

その時にビットコインを持っていないと、海外取引所を使うことすらできません。

口座開設が完了するまでにも数週間かかりますから、早めに口座開設をして、少しでも日本円をビットコインに変えて持っておくことをおすすめします。

ビットコインを初めて買う方に一番おすすめなのが、GMOコインです。

FX業界で口座数No.1を誇るGMOクリック証券を含むGMOインターネットグループの傘下にあり、そこで培われた金融ノウハウを生かしているため

セキュリティ面や取引画面の使いやすさ、そして日本円の入出金手数料が無料といった点でポイントが高いです。

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期間限定のキャンペーンですので、ぜひ終わってしまう前に申し込みを済ませてしまってくださいね。

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モネロ(Monero/XMR)のハードフォーク・エアドロップについて、まとめ

匿名系仮想通貨として常に上位をキープしてきたモネロ(Monero)をさらに一部改良したモネロV(MoneroV)ですが、まだサポートを表明している取引所がいないなど先行きはまだ予想できません。

今後も情報を追い続けることが重要です。

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