<この記事(ページ)は 7分で読めます>
前回は、SMA(単純移動平均)やEMA(指数平滑移動平均)について説明したわよね。今回は、ボリンジャーバンドというトレンド系チャート分析の見方について紹介してくわ!
トレンド系のテクニカル分析って本当に色々と種類があるんだなあ。
そうね。仮想通貨投資を平太さんがこれから本格的にやる上で覚えておいて損はないわ。
よーし、頑張って勉強するぞ。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均を表す線とその上下に移動平均線に対する価格のバラツキを想定した上下の補助線で構成されたもので、
価格の勢いの変化や反転の目安・方向を見る指標よ。
ボリンジャーバンドの上下の補助線には標準偏差と正規分布の考え方が用いられているの。
価格の勢いの変化や反転の目安・方向を見る指標よ。
ボリンジャーバンドの上下の補助線には標準偏差と正規分布の考え方が用いられているの。
正規分布?何それ?
下のような図を見たことない?
どこかで見たような・・・。
これは正規分布といって、ある期間の価格がその期間の平均値からどの程度ばらついているかを計算して線で結んだものよ。
横軸は標準偏差といって、データのばらつきを表すもので、平均からデータが離れているほど数値が大きくなるわ。
横軸は標準偏差といって、データのばらつきを表すもので、平均からデータが離れているほど数値が大きくなるわ。
で、これがどういう風にボリンジャーバンドに利用されているの?
ボリンジャーバンドではこの正規分布を価格変動の予想に利用しているの。
ボリンジャーバンドの範囲は設定で変更できるんだけど、基本的には±2σの範囲を見れば大丈夫よ。
具体的にチャート画面を見てみましょう。
具体的にチャート画面を見てみましょう。
上図はボリンジャーバンドを±2σの範囲に設定した場合よ。
チャートの大半がボリンジャーバンド内に収まってるね。
±2σの場合、統計的には95.5%のチャートがボリンジャーバンド内におさまるはずだからまあ当然といえば当然だけどね。
逆にバンド内に収まらないチャートは平均から離れすぎていて、いずれ戻る(平均値に近づく)と予想されるの。
逆にバンド内に収まらないチャートは平均から離れすぎていて、いずれ戻る(平均値に近づく)と予想されるの。
つまりボリンジャーバンドの範囲から上に飛び出ているチャートは買われすぎ、下に飛び出しているチャートは売られすぎ、と判断されるわけだね。
その通り!
ボリンジャーバンドの幅の広さにも注目したほうがいいわ。
上図のようにボリンジャーバンドの上下の幅が狭くなっている状態を「スクイーズ」と呼ぶの。
この場合、価格変動が少ないため利益を上げることが難しい時期と言えるわね。
チャートの動きに変化が出るのを待って、様子見をするのがいいかもしれないわ。
上図のようにボリンジャーバンドの上下の幅が狭くなっている状態を「スクイーズ」と呼ぶの。
この場合、価格変動が少ないため利益を上げることが難しい時期と言えるわね。
チャートの動きに変化が出るのを待って、様子見をするのがいいかもしれないわ。
ボリンジャーバンドの幅が広くなっている箇所は「エクスパンション」と呼ばれていて、
バンドが上昇していれば上昇トレンド、
下降していれば下降トレンドに入った、と推測することができるわ。
バンドが上昇していれば上昇トレンド、
下降していれば下降トレンドに入った、と推測することができるわ。
チャートが±2σラインに沿って動くことを「バンドウォーク」といって、非常に強いトレンドを表すものよ。
ふむふむ。
エクスパンションが始まって、+2σのラインでバンドウォークが確認できた時を買いサイン、
エクスパンションが始まって、?2σのラインが拡張から収束に方向転換した時点を売りサインと捉える見方もあるわ。
エクスパンションが始まって、?2σのラインが拡張から収束に方向転換した時点を売りサインと捉える見方もあるわ。
まとめ
ボリンジャーバンドとは?
•ボリンジャーバンドは価格の勢いの変化や反転の目安、方向を見る指標。その範囲から上に飛び出ていれば買われすぎ、下に飛び出ていれば売られ過ぎと判断することができる。
•幅が狭い『スクイーズ』状態になると価格変動が小さい為、利益が上げにくい。