サイトアイコン CRIPCY

アメリカンエクスプレスがブロックチェーンベースのProof of Payment(PoP)システムの特許を出願

americanexpress-files-patent-for-blockchain-based-PoP-system

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

金融サービスの大手アメリカンエクスプレス(以下:アメックス)が、ブロックチェーンベースの支払証明「Proof of Payment(PoP)システム」の特許を米国特許商標庁(USPTO)に対し出願していることが報告されました。

新システム「Proof of Payment(PoP)」の可能性

コインテレグラフによると、特許の出願者は同社の旅行部門である“アメリカンエクスプレス・トラベル・リレイテッド・サービス社”だそうです。

PoPシステムでは、業者のIDと取引額を含んだデータがブロックチェーンの初期ノード上で公開カギにより暗号化され、自動的に支払証明が行われます。
さらに、暗号化されたデータは第2ノードに安全に伝わり、顧客のスマートデバイスにより複合・照合されます。
このようにして、ブロックチェーンに保護されたシステムにより、デバイスがPoPを検出すると、顧客にサービスを提供する動作を開始できます。
なお、このシステムでは支払元と支払先の両方がブロックチェーンベースのデジタルウォレットを作成する必要があります。

アメックス社は、
「支払証明がブロックチェーンに書き込まれることで、クレジットカード、銀行、ビットコインや報酬ポイントなどの支払処理実体は改ざんを防ぎつつ決済の証拠を提供できるようになります。
また、今回の特許は、ホテル予約や不動産賃貸、映画館やコンサートなどの会場へのチケットレス入場などにも利用できるでしょう。」
と、新たな技術の可能性についてコメントしています。

競合他社への意識の表れか

アメックスは、昨年の10月中旬にもブロックチェーン関連の特許を出願するなど、ブロックチェーン関連の開発を積極的に進めています。
競合他社であるマスターカード社も、つい最近匿名トランザクションシステムの特許を申請したところをみると、今後ブロックチェーン関連特許の競争が激しくなることは間違いないでしょう。

参考サイト
”https://www.financemagnates.com/fintech/payments/american-express-files-patent-for-blockchain-powered-proof-of-payments-system/”
”https://cointelegraph.com/news/american-express-files-patent-for-blockchain-powered-proof-of-payment-system”

モバイルバージョンを終了