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中国の地元メディア、人民ネットワークが、中国共産党率いる人民日報出版社が官僚向けに新技術を網羅的に抑えたブロックチェーンのガイドブック「幹部の入門書」を出版することを報告しました。
分散型台帳技術(DLT)に精通した本
この書籍では分散型台帳技術(DLT)の起源や、現在から将来に至るまでのアプリケーションについて詳細に記載しています。さらには近年のビジネス、テクノロジー、法律などの様々な分野についても言及しています。
ブロックチェーン技術に込めた願い
人民ネットワークのイェハオ会長はガイドブックのインターネット思考からブロックチェーン思考へ」の中の章で次のように述べています。
「私たちは、開発の観点からブロックチェーン技術を観察することをブロックチェーン業界のライバルたちに求めています。ブロックチェーン業界を戦略的な視点で見たり、ビジネスチャンスを冷静な目で見たりして、ブロックチェーン業界の末永い莫大な発展を促進してください。」
イェハオ会長は本書のなかで、分散型台帳技術に様々な技術を組み合わせることで情報源を均一に分配することができるのではないかとも考えていると述べています。
本に寄稿した著名人にはイェハオ会長の他にも大手企業の最高戦略責任者や投資管理パートナー、科学技術革命協会や起業家推進協会の会長などがいます。
中国で流行中のブロックチェーン
先月、中国南部モーニングポストは、2018年始めから7月中旬にかけて、3,078社の中国企業がブロックチェーンを登録したと報告しました。昨年は555社のみであったため、昨年比で454%もの増加となりました。また、昨年は1万6600社のスタートアップ企業がビジネス戦略の一環としてブロックチェーンを導入しました。さらに、中国の企業のうち、817社に‘blockchain‘という単語が含まれています。
8月10日にCNNは、中国のプライベート・エクイティ・ファーム(非公開投資会社)であるGSRキャピタルがアメリカの小売業のオーバーストックに3億ドルもの投資をしたと報告しました。さらに、GSRキャピタルは 、Overstock DLT子会社tZeroの18%の株式を購入するために2億7000万ドルを費やしたといいます。この動きは、単一のブロックチェーンプラットフォームで最大の投資であるといわれています。
中国政府のブロックチェーンガイドブックの発行により、中国はまた更にブロックチェーン大国への道を前進し続けるでしょう。
参考サイト
‘https://www.ccn.com/blockchain-for-bureaucrats-chinas-communist-party-publishes-dlt-primer/’
‘https://www.ccn.com/china-sees-454-increase-in-companies-with-blockchain-in-name/’