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フェイスブックの仮想通貨戦略を示す退任劇。今後の予測は

フェイスブックコインベース

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810日、フェイスブックのメッセンジャー・チーム元責任者のデビッド・マーカス氏が大手仮想通貨取引所コインベースの理事職を辞任すると発表しました。

マーカス氏の退任劇

マーカス氏は3月にはフェイスブックのブロックチェーン事業の責任者に任命されていました。今回の辞任は利益相反の可能性に配慮したものだとささやかれています。

この退任劇については、ブロックチェーン事業に対してフェイスブックがいかに取り組んでいくのかを示唆するものとして世界中をかけめぐっています。マーカス氏自身はTechCrunchのインタビューに答えて「(今回の辞任は)私がフェイスブックで立ち上げた新しいブロックチェーン関連のチームのためです。」としていますが、詳細は不明です。

フェイスブックは3月には独自の仮想通貨の作成を検討していることを明らかにしていますが、同社のブロックチェーン・チームの取り組みに関する情報は少なく秘密のベールに包まれています。ただ、最近の同社の求人について興味深いことがあります。

ブロックチェーン事業の公共政策マネージャーを募集しており、勤務地として「カリフォルニア州メンローパークもしくはワシントンDCのオフィス」となっています。

これは同社の仮想通貨事業への参入のために政治家へのロビー活動を行うことを示唆しているのではないか、というのが大方の見方です。

どのような枠組みで仮想通貨に参入するのかについては様々な憶測があります。フェイスブック上の支払い用にウォレットを作るのではないか、セキュリティ面の向上のためにブロックチェーンを活用するのではないか、といったものです。中にはビットコインをフォーク(分岐)させてフェイスブックバージョンのビットコインにすればよいという極端な意見もあります。

こんな中CNBCの仮想通貨トレーダーのRan NeuNer氏のツイッターが注目を集めています。「なぜマーカス氏はコインベースを辞めるのか」と題したツイートにはその理由として、4つ挙げています。

1.フェイスブックは仮想通貨取引所を始める

2.フェイスブックは仮想通貨の小口支払い用のプラットフォームを立ち上げる

3.フェイスブックがコインベースを買収する

4.フェイスブックがウォレットをつくる

このうちコインベースの買収に関してはフェイスブックが検討中だと以前から報じられてきましたが、コインベース側は売却の意思がないことを明らかにしています。

ITジャイアントのフェイスブックが仮想通貨界に参入となると大きなインパクトがあることは間違いありません。フェイスブックのインターフェースの向上などにも役立ち、ユーザーにとっては利点が大きいかもしれません。期待してみていきましょう。

参考サイト:

“https://cryptonews.com/news/cryptoverse-try-to-guess-facebook-s-crypto-plan-2428.htm”

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