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仮想通貨投資などを行うGrayscale Investmentsが、仮想通貨投資に関するレポートを発表しました。
2018年の上半期(2017年12月〜2018年6月)におけるGrayscale Investmentsの商品を対象としており、投資家の内訳・平均投資金額などが明らかになっています。
レポートは、主にビットコイン投資にまつわる部分と投資家の内訳の2つで構成されています。
ビットコイン投資は正確かつ直接的な視点を提供する
Grayscale Investmentsはレポートの最後で、
・デジタル資産市場における、一般に認知されているものとは異なった正確且つ直接的な視点の提供
- ・長期、短期投資家両方にとって、投資のタイミングを考えるのに有意義
と結論づけています。
低迷する市場とは相反し、投資速度は加速
若干冷え込んだ2018年上半期の市場状況にも関わらず、投資速度はこれまでにないような加速が見られたことが明らかになっています。
分類(割合) | 平均投資金額 |
institutional investors (56%) | 848,000ドル |
accredited individuals*1 (20%) | − |
retirement accounts *2(16%) | 335,000ドル |
family offices (8%) | 553,000ドル |
〈個人(individuals)289,000ドル〉
*1:適格投資家。米国証券取引委員会によって登録されていない企業への投資も認められている投資家。日本では、金融商品取引法第2条3項1号で「有価証券に対する投資に係る専門的知識および経験を有する者として内閣府令で定める者」と規定されている。(★より)
*2:退職金、年金口座
>地域別
アメリカ国内:64%
オフショア:26%
その他の地域:10%
仮想通貨市場において機関投資家の勢力は大きくなりつつある
地域別に内訳を見ると、アメリカ国内がやや多いように感じますが、これはGrayscale Investmentsの扱っている商品を調査対象としたことに夜ものであると推測できます。
Grayscale Investmentsはおよそ5年間に渡り仮想通貨投資を監督しています。
昨年ほど価格に変化がない市場状況とは裏腹に、機関投資家たちは着々と進出をしているようです。
彼らの影響力は大きなものなので、今後も注目していきたいです。
参考サイト
“https://cointelegraph.com/news/2018-crypto-investment-report-institutional-investors-provide-56-of-capital-inflow”
“https://grayscale.co/digital-asset-investment-report/”
“https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/A02373.html “