<この記事(ページ)は 2分で読めます>
IBMは毎年Sibos(国際銀行間通信協会により開催されている国際会議)に参加している銀行の担当者にブロックチェーン技術を使った決算システムを発表する準備をしています。この発表は10月にシドニーで行われる予定です。
競合するシステムの存在
IBMは世界中をつないでいるブロックチェーンを使って、リアルタイムで国際取引をすることができる技術を銀行に提供しようとしています。この技術は国際銀行間通信教会(Swift)とRippleが開発したxRapidと競合しています。
IBMのシステム詳細
IBMは国際金融システムを開発しているStellarと共に決算システムを開発しています。IBMによるとこの技術は次のようです。「まず、金融機関が法定通貨を仮想通貨に替えるのをAPIを使った既存の決算システムを使って行います。次に、ブロックチェーン上で仮想通貨を法定通貨に替えます。このようにすることでブロックチェーン上に取引情報が残り、改ざんの心配が無くなり、安全に取引ができます。」
この技術により、取引を速く、安く、そして効率的に行うことができます。また、オープンアカウント取引(後払いの送金取引のこと)などの新しい取引にも活用できます。
IBMはシドニーでの銀行への発表に先立ち、Stellarネットワーク上でドルペッグのstablecoinを使い試験を行っています。
参考サイト:
https://www.finextra.com/newsarticle/32601/ibm-to-demo-blockchain-based-payment-system-at-sibos/transaction