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仮想通貨調査企業Clovrによるレポートで、国際送金の手段としての仮想通貨の使用が、大きく増加している事が明らかになりました。
この調査は、送金の習慣について707人から回答を得て行われました。
調査によると、2017年では、20カ国で米国からの送金が最も多かったとのことです。
そのうちトップ10の国はメキシコ、中国、インド、フィリピン、ベトナム、ガテマラ、ナイジェリア、エルサルバドル、ドミニカ共和国、ホンジュラスとなっており家族への送金が最も多い76.8%を占めていました。
国際送金の手段としての仮想通貨の影響力と可能性
Clovrの分析によると、送金手段として約半数の人がPayPalや、 Western Unionの送金サービスを使用しており、仮想通貨を使用すると答えた人は15.8%、伝統的な銀行の送金サービスやクレジット会社を使用すると答えた人は25,7%、プリペイドカードは12.2%、小切手や送金為替は11.8%、現金書留は68.9%、伝統的な郵便送金は6.1%、その他の送金方法は1.9%でした。
仮装通貨による国際送金の強みは手数料の低さとそのスピード
調査によると、500ドルを外国に送ろうとすると銀行から平均で52.05ドルの手数料を請求されます。
送金オペレーターの場合の手数料は、30.75ドル、郵便局の場合は34.05ドル、モバイルオペレーターの場合は16ドルになります。
顧客満足度で見ると、オンラインサービスが93.3%、銀行やクレジット会社の伝統的な送金サービスが73.3%となっています。
性別による送金手段の支持傾向
送金手段としての仮想通貨の用途に関する性別の調査では、一般的に男性の仮想通貨の普及傾向が強まる中、仮想通貨のユーザーではない非ユーザーの間では、女性の方が多く仮想通貨を送金手段として支持している事がわかりました。
送金業界は仮想通貨基盤のソリューションの導入による”分裂のための成熟期”にさしかかっており、今後はより低いコストで資金を移動する手段が提供される可能性を秘めているとのことです。
仮想通貨ユーザー出ない人達の間でも、送金手段としての仮想通貨の利便性が浸透し始めているようです。
今後、この動きはますます加速していくことが予想されます。
参考サイト:
”https://www.ccn.com/exploding-cryptocurrency-use-in-remittances-from-us-15-8-now-using-cryptocurrency/”