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何かと話題の多いJP Morganですが、かねてより開発に力を入れていたブロックチェーンベースのクロスボーダー決済プロダクトInterbank Information Network (IIN) が構築されました。
これは、その名の通り、銀行間の情報ネットワークをブロックチェーン上に築いてクロスボーダーの決済をする製品です。
このネットワークはJP Morganの資産であるブロックチェーンプラットフォームQuoromに情報共有プラットフォームを立てたものです。
そして2017年10月から数多くの金融業者とテストをしています。
これまでにSantanderやSociete Generaleなど金融業者75社と、IINの試験運用のためサインしており、既に試験運用中と報じられました。
RippleのxCurrentやxRapidと競合になる可能性
IINは、銀行間で支払いに必要な情報を、銀行自身によって迅速かつ簡単に追加したり修正したりすることが可能なクロスボーダー決済のための分散型台帳です。
これは、SWIFTなどの既存のプラットフォームやRippleなど新鋭企業と競合します。
JP Morgan CFOのMarianne Lakeによれば、
「今日ある既存のクロスボーダー決済を実行するのに最も費用と時間がかかる要素はコレポン銀行がお互いにコンプライアンスの要件に調査および応答しなくてはならないことにあります。現在、コンプライアンスの理由でフラッグを建てられた支払いは2週間遅れる事がありますが、このテクノロジーをもってすればそれを数分で処理できるのです。」
この仲間に加わりたい銀行は多く、意欲的だといいます。
ビットコインや仮想通貨には批判的なコメントも多く話題になりましたが、ブロックチェーンは信頼に値するといって開発に力を入れて来たJP Morganはブ、ロックチェーンを金融のメインストリームに採用しようとするいくつかの銀行のうちの一つです。
初めて、ビットコインを技術的に支えるものとして人気を得て以来、情報を安全に共有できるブロックチェーンの能力は、銀行のようなハイセキュリティで集約的な産業には魅力的なのです。
参考サイト:
”https://www.businessinsider.com/75-banks-join-jpmorgan-led-blockchain-payment-project-interbank-information-network-2018-9”