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世界銀行、ブロックチェーン債券「bond-i ボンダイ」発行へ—ICOの潮流にも影響か

世銀ブロックチェーン債券

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世界銀行は8月10日、ブロックチェーン技術を使った債券を発行すると発表しました。

コモンウェルス銀行への委託

世界銀行は、オーストラリアのコモンウェルス銀行(CBA)にブロックチェーン債券のアレンジを委託し、「ライフサイクルを通じて、分散型台帳技術を駆使して創造され、配布され、譲渡され、管理される世界初の債券」を発行するとしています。

bond-iの仕様は

オーストラリアの有名なビーチにちなんで名づけられた「ボンダイ(bond-i:blockchain operated new debt instrument ブロックチェーンで処理される新債券)」は、デット・キャピタル・マーケット(債券による資金調達)における煩雑なプロセスをスリム化し、資金調達をスムーズにするのを目的に発行されます。また、取引の安全性も高まると期待されます。

bond-iの詳細は明らかになっていませんが、バリデーター(取引の承認者)の選任に一定の条件が必要とされるイーサリムのプライベート版が使われるようです。プラットフォームはマイクロソフト・アジュールのクラウド・プラットフォームが使われます。

取引開始時期に関しては、投資サイドとの話し合いを通じて決定されるようです。

世界銀行の使命

世界銀行は年間500億ドル~600億ドルの債券を発行し、発展途上国の持続可能な発展の支援をしています。ブロックチェーンを活用した債券がどれほどの発行割合になるかは不明ですが、プロセスの簡素化により事業運営がスムーズになれば貧困を抱える国や地域の問題解決にプラスになるかもしれません。

世界銀行グループのチーフ・インフォメーション・オフィサーのDenis Robitaille氏は以下のように述べています。

「テクノロジーに牽引された発展に移行する手助けをするということが、貧困をなくし持続可能な発展を促進するという我々の目標のキー・ファクターとなる。このパイオニア的な債券は、我々がクライアントの国々に様々な可能性をアドバイスしたりその危険性についても警告を発するすべての努力に対してのマイルストーンとなる。」

ICOにも影響か

世界中の銀行や金融機関が世界銀行の取り組みに追随する可能性もあり、その仕組みについては明らかになっていないものの、類似の技術や応用などICOにおける新たな展開を生んでいくかもしれません。今後の詳細詳細発表に注目したいですね。

 

参考サイト:

http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2018/08/09/world-bank-mandates-commonwealth-bank-of-australia-for-worlds-first-blockchain-bond

“https://www.technologyreview.jp/nl/the-world-bank-is-betting-big-on-blockchain-based-bonds/”

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