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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年5月21日現在、ビットコイン(BTC)は87万円台で推移しています。一時的なレンジ相場であるとみることができるので、レジスタンスラインを上抜けるのか、もしくは反発してレンジが継続するのか見極めることが重要になります。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
5月21日10時現在 BTC/JPY 日足
2019年2月から現在にかけてのBTC/JPY日足チャートです。
2月、3月とアップトレンドが続き、5月に入ってからはその勢いを増しています。
また5月10日のやさしいチャート分析でお伝えしていた価格帯を一気に駆け抜け、現在は90万円台に高値をつけて更なる上昇が期待されています。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
5月21日10時現在 BTC/JPY 日足
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
4月25日の急落に伴い、28日から30日にかけて一時的に5日移動平均線が25日移動平均線を下抜けるデッドクロスを観測しました。
しかしその後は価格の急騰により移動平均線の並び方は高騰が期待されるもので、さらに移動平均線同士の乖離が大きくなっています。
以上のことから今後もBTCの価格は上昇していく可能性があります。
また現在は5月14日から16日にかけて記録した高値約91万3千円を抜けられるか、という局面にあります。
③4時間足で見る
5月21日10時現在 BTC/JPY 4時間足
これがBTC/JPYの日足チャートを4時間足に落としたものです。
5月10日以降、12日にかけて上昇傾向にありました。その後12日の21時足及び13日1時足で押し目を形成していることが分かります。
形成後、現在の高値圏である91万3千円まで急騰しています。
高値をつけてからは、急騰することなくほぼ横ばいのレンジ相場に移行したとみることができます。
その安値は約75万6千円とみられるでしょう。価格幅が16万円弱という非常に大きなレンジ相場であると見ることができます。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
5月21日10時現在 BTC/JPY 4時間足
③で述べた通り、短期的にチャートを観察した場合、現在はレンジ相場にあると見ることができます。そこで先程のチャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。
レジスタンスラインは直近で3度高値をつけた91万3千円付近に、サポートラインは17日の急落より約75万6千円付近にそれぞれ引きました。ラインを引いたことにより現在はレンジ相場であると判断することができます。
以上のことから今後の値動きは以下の3通りに絞られます。
①レジスタンスラインを上抜けて、更なる上昇を引き起こす。
②レジスタンスラインで反発して、レンジ相場が継続する。
③レジスタンスラインで強く反発して、一時的に急落する。
以上の3通りを念頭に置いてトレードの機会をうかがうのが良策でしょう。
まとめ
5月に入ってからビットコインは大きく値を上げ、その上昇率は2017年のあの急騰に似ています。長期足、短期足を見極めながら冷静にトレードを行うことが重要になります。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。