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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年6月11日現在、先週4日のビットコイン下落により86万円後半から87万円前半で推移しています。サポートライン及びレジスタンスラインが強く意識されているレンジ相場を形成しています。したがってその上限、下限で適切なトレードを心がけましょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
2019年4月から6月11日現在までのBTC/JPY日足チャートです。
4月から5月中旬までは大きな価格の下げを見ることなく、上昇していました。しかし5月中旬、特に11日から13日にかけての大きな上げはその後の相場に影響を与えており、1日の値動きが活発になったとみることができます。
先週のチャート分析で破線で示したサポートラインは6月4日当日中に下抜けました。実体ベースでは実線のサポートラインで上手く揉みあい、11日現在は86万円台前半で推移しています。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
6月4日の下落により5日移動平均線が25日移動平均線を下回るデッドクロスが出現しました。ですが価格が落ち続けることはなく、レンジ相場となり、その影響で5日移動平均線は上を向いています。
③4時間足で見る
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4日の下落以降、82万円付近のラインで踏み止まり、約87万円との間でレンジ相場を形成していることが分かります。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
先程の4時間足チャートにサポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。サポートラインは下落により意識されている約82万円に、レジスタンスラインは下落前から長らく意識されている約88万円に引きました。この2線から考えられる直近の値動きは以下の3通りです。
①約82万円のサポートラインを下抜けて急落
②2線間でレンジ相場継続
③約88万円のレジスタンスラインを上抜けてサポレジ転換
上記の値動き予想より、レンジの上限ではレンジ継続を考えて堅くショート、今後レジスタンスラインで反発し下限に迫った場合には急落に備えてショートが良策でしょう。
まとめ
未だ大きな値動きが無いまま、レンジ相場を形成しているビットコイン。100万円を突破するためのエネルギーを蓄えているようです。現在は見当がつきやすいレンジ相場です。④で述べた3通りの値動き予想を念頭に置いてチャート分析をしてみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。