<この記事(ページ)は 4分で読めます>
チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年9月24日現在、ビットコイン(BTC)は三角レンジ継続中で104万円台を推移しています。レンジの上限、下限を適切に判断しチャート分析しましょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
2019年6月から9月24日現在までのBTC/JPY日足チャートです。画像を見て頂ければ分かる通り、6月末に150万円付近まで価格が上昇したことによる三角レンジが形成されています。そして今もなお継続しており、下限に向かって推移しています。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
移動平均線を用いて先程のチャートを見ると、9月に入ってからは長期の75日移動平均線をレジスタンスラインに見立てて反発していることが分かります。
そして9月21日にはデッドクロスが出現しています。三角レンジの下限に向かっていることが分かるため、このデッドクロスにより価格が下落することが予想されます。
③4時間足で見る
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、9月13日に中長期の移動平均線を短期移動平均線が上抜けるゴールデンクロスが出現しています。しかし、その後価格は横ばいから下落へと転じていることが分かります。
④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
先程の4時間足チャートにレジスタンスラインとサポートラインを引きました。また日足チャートでご紹介した三角レンジのトレンドラインも引きました。サポートラインは4時間足で直近の安値を記録した9月19日の下ヒゲに、レジスタンスラインは9月13日の上昇で記録した上ヒゲ付近にそれぞれ引いてみました。
サポートラインではちょうど本日24日に実体ベースで反発していることから、19日の大きな下落はトレーダーに意識されていると考えることができます。
またレジスタンスラインはトレンドラインを上抜けた場合に意識されるであろうと考えられます。トレンドラインで再び反発するようであれば、上のサポートラインと三角レンジ下限のラインが注目されるでしょう。
まとめ
3ヵ月近く三角レンジが継続しているビットコイン。ここまで長いレンジは稀で、上下問わずブレイクした場合には大きく変動することが予想されます。ご紹介したレンジとサポートライン、レジスタンスラインに注目してチャート分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。