サイトアイコン CRIPCY

やさしい仮想通貨チャート分析ビットコイン(BTC)2019.11.12

<この記事(ページ)は 4分で読めます>

チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

2019年11月12日現在、ビットコイン(BTC)は95万円台を推移しています。
10月下旬の高騰は中国のデジタル人民元発行に関わる報道や発表が多くあったためだと考えられています。
高騰した後はレンジを形成していましたが、現在は下方にブレイクしたものとみられます。

TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。

①日足で全体を俯瞰する

11月12日10時現在 BTC/JPY 日足

2019年8月から11月12日現在までのBTC/JPY日足チャートです。前回のチャート分析でお伝えしている通り、100万円に引いたラインが聞いていることが分かります。

また10月25日から27日にかけて大きく値を上げ一時112万円台になりました。しかしその高騰は続かず、すぐに横ばいとなってしまいました。

現在は高騰後のレンジを下方にブレイクしたとみられ、さらに値を下げる可能性が大きいと考えられます。

この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。

②移動平均線を引いてみる

11月12日 10時現在 BTC/JPY 日足

先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。

①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)

それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。

移動平均線を用いて先程のチャートを見ると、10月下旬の高騰により5日移動平均線が25日と75日移動平均線の2本を上抜けるゴールデンクロスが現れています。

ですがその後は5日と75日が絡み合ってしまい、更なる上昇を見ることはありませんでした。

現在は再び25日移動平均線を下抜けるか、というところで変動していることが分かります。

③4時間足で見る

11月12日10時現在 BTC/JPY 4時間足

日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、高騰後のレンジで横ばいに推移していたBTCが11月8日に下方にブレイクしていることが分かります。

ブレイク後は95万円台で下落を止め、横ばいを継続し再び100万円を付けるか、というところまで上昇しました。

移動平均線ベースで見てみるとこの100万円に迫る上昇は25日移動平均線に阻まれていたことが見て取れます。

25日移動平均線で5日移動平均線が反発してしまったので、今後も値を下げる可能性が大きいかもしれません。

④サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる

11月12日10時現在 BTC/JPY 4時間足

先程の4時間足チャートにレジスタンスラインとサポートラインを引きました。

サポートラインは今後下落していくことを想定して10月中旬から下旬にかけて記録していた高値約90万円に、直近のレジスタンスラインは下落後の安値かつ現在の高値付近である約95万円に、そしてもう1本は再び100万円前後でのレンジになることを想定した約98万円にそれぞれ引きました。

10月下旬の高騰そしてレンジ、それを下方にブレイクしてしまったところを見ると下目線でいるほうが安全であるでしょう。

①、②にある日足チャートでは大きく見ればレンジとなる可能性があることからも下方向への推移が考えられます。

直近のトレードの場合には95万円のレジスタンスラインを上抜けるのか、はたまた反発するのかを見極めたうえで、売り注文が良策でしょう。

まとめ

レンジを下抜けてしまったビットコイン。しかし情報を集めてみると、10月下旬の高騰そして高騰後のレンジ内での上昇は中国のデジタル人民元の報道に影響を受けていることが分かっています。

今後、実際に発行されることになった場合にはビットコインを始めとした仮想通貨への影響が出ることが予想されます。

テクニカルなチャート分析に加えて、報道などのファンダメンタル分析を取り入れてみると更にトレードが上達するかもしれません。

※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。

記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。

モバイルバージョンを終了