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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年11月19日現在、ビットコイン(BTC)は88万円台で推移しています。
先週のレジスタンスラインを上抜けることなく徐々に値を下げていて、次に見るべきラインは約83万円と約80万円のサポートラインとなるでしょう。
TradingViewより、bitflyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰する
2019年8月から11月19日現在までのBTC/JPY日足チャートです。前回のチャート分析でお伝えしたレジスタンスラインを上抜けることなく下落し、また昨日11月18日には約90万円に引いていたサポートラインも下抜けました。
現在は9月下旬から10月中旬辺りまで続いていたレンジの範囲内に戻ってきているように見えます。
この値動きをより細かく分析するために、この日足チャートに移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
先ほどの日足チャートに移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色、短期)
②25日移動平均線(水色、中期)
③75日移動平均線(紫色、長期)
それぞれが、短期、中期及び長期を表す移動平均線となっています。
移動平均線を用いて先程のチャートを見ると、先週のチャート分析直後に5日移動平均線が25日移動平均線を下回るデッドクロスが現れています。
その後は値を上げることなく下落していき昨日は92万円から88万円まで4万円程値を下げました。
③4時間足で見る
日足から4時間足に落としたBTC/JPYチャートです。4時間足で再度チャートを見ると、綺麗にダウントレンドが出ていることが分かります。
そしてこのダウントレンド中の移動平均線に注目すると中期を表す25日移動平均線に反発するようにローソク足のチャートが推移しているようにも見えます。
このことから現在も下落が続いていますが、4時間足レベルで見る場合には再び横ばいに移動するタイミングが現れそうです。
④サポートラインを引いてみる
先程の4時間足チャートに2本のサポートラインを引きました。現在の価格に近いほうのサポートラインはレンジの際の下限に、もう1本は先月10月23日に急落した際の安値にそれぞれ引きました。
現在4時間足では綺麗にダウントレンドが出ていることから、次のトレンドに移行する場合には上の2本が目安となってレンジ相場に移行する可能性があります。
着実にトレードを進めるのであれば、サポートライン付近までは売り注文、そしてサポートライン付近では相場状況を確認しながら売買するのが良策だと考えられます。
まとめ
4時間足ではダウントレンド、日足でも直近の値動きだけを見れば同じくダウントレンドであるビットコイン。100万円到達も束の間、再び80万円台に戻ってきています。今後さらに値を下げていく可能性がありますので、相場状況を分析しながらトレードしましょう。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。