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3月からデモが続く香港。政治への不安から仮想通貨の需要が高まることがしばしばあります。
今回の香港デモでは、仮想通貨の需要に影響はあったのでしょうか。
仮想通貨と香港デモの関係
香港のデモは、今年2月の逃亡犯条例改正に端を発しています。その後、中国政府の介入があり、衝突は激化していきます。抗議活動に参加した人々は中国当局からの監視を逃れるために、Telegram、AirDropやBridgefyなどの秘匿性の高いSNSを利用した情報共有をし、オクトパスカード(SuicaのようなICカード)の利用をやめ、現金を使うようになりました。
このような、プライバシーの保護が重視される中で、管理主体のない仮想通貨の需要が高まることは十分考えられます。
ビットコインの取引量が過去最高に
デモの影響からか、9月の下旬から、10月上旬にかけて香港でのビットコインの取引量が過去最高になっています。
プライバシー保護の観点や、政治不安からの資産の逃避先としてビットコインが注目されたようです。
出典: https://coin.dance/volume/localbitcoins/HKD
しかし、それ以降、取引高は減少しており、ビットコインの価格との連動もあまり見られません。
まとめ
長期化する香港デモと仮想通貨への影響を見ていきました。
政治への不安と、プライバシー保護という仮想通貨が注目さる舞台は整っていますが、9月の下旬に取引量が過去最高になっただけで価格にはあまり影響がなさそうです。
今後、香港での仮想通貨の需要が高まることに期待しましょう。