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仮想通貨はとても便利なものですが、様々な危険が伴います。
今回は、仮想通貨を最近持ち始めたMURA上と一緒に、仮想通貨を自分自身で守っていく極意を学んでいきましょう。
【登場人物】
MURA上(ムラカミ)
金仙人(かねせんにん)
仮想通貨をなめるでない!
誰や!?
金仙流、仮想通貨護身術を極める達人じゃ。
急に何の用や!
仮想通貨界には詐欺、フィッシング、ハッキング、強盗、マルウェアなどのたくさん危険が潜んでいるんじゃ!
ぜんぜん理解できへんのやけど。(笑)
女の子にモテたいだろ?
わしは何でも知っておるからな。
わしが、仮想通貨を守る極意を授けてしんぜよう。
知らなきゃ危険!仮想通貨に潜む脅威とは、、、
仮想通貨に潜む危険は仮想通貨市場の拡大と共に増加しています。
また、仮想通貨詐欺の手口もフィアットとは異なり多様化しています。
【仮想通貨に潜む危険たち】
ICO詐欺 | ICOとはInitial Coin Offeringの略で、取引所で取引される前のコインの先行販売のことを言う。ICOの8割が詐欺と言われていて、資金の持ち逃げなどが多発している。 |
フィッシング | 偽のサイトがパスワードや認証コードの登録を促し、パスワードを打ち込ませることでコインを盗むこと。 |
ハッキング | 取引所などに保管するコインをネットを通じてハッカーの技術力でくぐり抜け、コインを盗むこと。 |
強盗 | コイン保有者を物理的に脅し、その場でスマホなどからコインを送金させること。 |
マルウェア | パソコンを勝手に乗っ取り、マイニングをさせることでコインを得る。 |
金仙人の元で弟子として修行することになったMURA上。
①未来の通貨に投資!ICO! でもその通貨、本当に実現する?
「期間限定!ICOのプレセール開始!プレセール価格より100倍になることも!?」
しかも100倍ってすごいやないか!
買お買お!
ICOは詐欺である確率が非常に高いんじゃ!
ICOの8割が詐欺と言われています。ICOにはお金を集めるだけで上場しないものや、上場しても機能しないなど様々な方法での詐欺が多発しています。
【事例】
2018年1月にBitConnectというコインはICOで資金を集めましたが、実現不可能であろう内容であったため上場こそしましたが、一瞬で価格が90%下落し幻のコインとなってしまった。
【対策】
・公式サイト、ホームページがきちんとしているか。
・発行元や販売元の会社の所在地が架空のものではないか。
・ネット上の評判は悪くないか、また少なくないか。
情報が多くてちゃんとしとるか確認すればいいんやな。
②フィッシング詐欺 無知なあなたは釣られてしまうかも、、、
「登録だけで0.01BTCプレゼント! 登録はこちらから!」
登録だけで0.01BTC(約8000円)ももらえるんか!
おいしい話やな!
ふむふむ、とりあえずウォレット情報を入力すればいいんやな!
そんなうまい話あるわけないじゃろ!!
フィッシングを疑わんか!
どういうことやねん!
サイトがすごくうまくできとったもんで、全く気付かんかったわ。
岐阜県の最低賃金と同じやないか!
フィッシング詐欺の手口はとても新オウルでやりやすいものとなってきています。800円でフィッシングサイトを作ることが出来るという事実もあります。
【事例】
2017年半ばから、仮想通貨アンケートの報酬を偽ってウォレット情報の入力を促すメールが送られてくるという事件が多発しています。仮想通貨のアンケートフォームを入力した後、メールが届き、報酬を送るためにウォレット情報の入力を要求するというものです。
【対策】
・ウォレット情報を入力する際は一旦疑う。
・送られてきたメールが正規のものか調べてみる。
安易にウォレット情報を入力するのは良くないんやな。
③ハッキング!あなたの仮想通貨流出を防ぐために、、、
取引所に置いといたコインが無くなっとる!!
なんでや!!?
これ、何が起きたんや!
おぬしの仮想通貨は盗まれたんじゃ。
ちゃんとパスワードも二段階認証もしとるのに!?
取引所にコインを置いたままだと、コインをハッキングによって盗まれてしまうかもしれません。仮想通貨を保有するときのポイントはオフライン状態で保管するということです。
【事例】
ご存知の方も多いと思いますが、2018年1月に取引所であるコインチェックでNEMが流出するという事件がありました。これはNEMをオンライン状態にある取引所で保管するのではなく、ハードウォレットを始めとするオフライン状態で保管すれば避けることのできる被害でした。
【対策】
・コインはハードウォレットなどの、オフライン状態で保存する。
・弐段階認証を行う。
・ハードウォレットが困難な場合はアプリを使用する。
これからはハードウォレットに保管や!
1万円以上する!
④仮想だから強盗はない?いや、強盗しやすくなったんです。
MURA上は帰宅途中であった。
そこに怪しい男が後ろから首を絞め、ナイフを突きつけた。
今すぐビットコインをこのウォレットに送金しろ!
さもないとぶっ殺すぞ!
分かった! 分かったで殺さんといてや!
びっくりした?
なにしとるん!?!?
MURA上が仮想通貨のことを会う人会う人に話してるから。
仮想通貨持ち始めたんやで自慢してもええやないか!
仮想通貨をたくさん持っていると強盗の標的にされやすいのよ!
仮想通貨をたくさん持っとるってことは金持ちってことやもんな!
むやみに仮想通貨を持っておることを言ってはならんのじゃ。
強盗に会わんためにも気をつけなあかんな。
仮想通貨はスマホ一つで送金が出来ると便利な分、強盗によって送金することも簡単です。 こういった強盗に対処するには、普段から仮想通貨を保有していることを言わないことが大切です。
【事例】
2018年1月にイギリスで仮想通貨トレーダーが覆面を被った4人組の男に銃を突き付けられ、ビットコインの送金を強要されたという事件が起きました。被害も軽症を負っただけで、ビットコインの送金も失敗したようで大事には至らなかったようです。
【対策】
・仮想通貨を持っていることを言わない。
素直に応じるのが一番じゃ。
⑤マルウェアはタチが悪い!知らない間に蝕むウイルス
こ、これは、、、!!
マイニングされておるぞ!
なんもしとらんのに!?
、、、よしっ!できた!
マルウェアの特徴はマイニングされていることに気が付かないということです。なんとなくパソコンの動きが重いと感じたら、それはマイニングされている可能性があります。
【事例】
2018年5月にFacebookのMessengerを経由してFacexWormというマルウェアが広まり、パスワードが盗用されたり、無断でマイニングされたりしました。Messengerで偽サイトに誘導し、YouTubeに似たサイトにつなぎ、動画を見るためにchrome用の拡張機能をダウンロードさせ、感染させるというものです。
【対策】
・事前設定でマルウェア対策をする。(OSによって異なる)
・マルウェア対策ソフトをダウンロードする。
・マルウェアにかかってしまった場合は設定より駆除する。
まとめ
仮想通貨は便利で新しいものである分だけ危険がたくさん潜んでおるんじゃぞ。
あ、かわいい子発見。
ねぇねぇ!!おれの仮想通貨の話聞かなーい??!
言ったばっかりじゃぞ!!