<この記事(ページ)は 3分で読めます>
サイファーパンク(政治や社会を変化させる手段として、暗号技術の広範囲での利用を促進する活動家のこと)であり、仮想通貨支持者のJameson Lopp氏は、ビットコインキャッシュ誕生1周年にあたる8月1日に、ツイッター上で「ビットコインキャッシュ(BCH)がビットコイン(BTC)から独立することはない」という旨の発言をしました。
Jameson Lopp氏、発言内容とその意図
以下が、そのツイートです。
「今日、ビットコイン支持者はUASF(ユーザーによるソフトフォーク)を通じてマイニング統治からの独立を祝い、その一方で、ビットコインキャッシュ支持者はマイニング統治を通じてビットコインからの独立を祝う。
不幸な真実は、ビットコインキャッシュがビットコインになろうとしている限り、ビットコインから完全に独立していることはない、ということだ。」
Lopp氏は、権力分散化運動に権限を持たせ、個人のプライバシーを守り、管理機関とは独立して行動する能力を高めるテクノロジーを構築・推進していることで知られています。
そんな彼の今回の発言の意図は、ビットコインキャッシュがこの1年で歩んだ道筋を調整する必要があるかもしれない、ということであるようです。
ビットコインキャッシュのアイディアを、ビットコインのそれとは別の、差別化された方法をとって推進しようとしていることが伺えます。
2017年8月1日、ビットコインを作成したハードフォークが開催されたことにより、ビットコインとは互換性がなく、オリジナルとは完全に分離した新しいブロックチェーン、ビットコインキャッシュが誕生しました。
ビットコインとビットコインキャッシュの大きな違いは、最大ブロック容量です。
ビットコインは、1MBであるのに対して、ビットコインキャッシュは8MBに設定されています。
最後に、ビットコインキャッシュとビットコインの最近のチャートを見てみましょう。
Lopp氏の発言がツイッターでなされたタイミングを赤丸で示してあります。
今の所、彼の発言がチャートに直接的な大きな影響を与えているわけではなさそうですね。
切っても切り離せない関係性にある、ビットコインとビットコインキャッシュの動向に、今後も注目していきましょう。
参考サイト
https://zycrypto.com/bitcoin-cash-will-never-be-fully-independent-of-bitcoin-says-jameson-lopp/