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トレンド解説メディアの新R25が仮想通貨を保有していない20代に資産の状況を聞きました。
新R25総研で行った調査によると、20代で仮想通貨を保有しているのはわずか14%、そのうち4分の1は投資に関しては初心者でした。
さらに、その14%のほとんどの人(92.7%)が投資目的で保有している現状がわかりました。
質問:あなたは仮想通貨を保有していますか?(回答者:4734人)
保有または運用している‥13.5%
保有も運用もしていない‥86.5%
仮想通貨以外で資産運用している人はどれくらいかというと、約半数がなんらかの投資運用をしていると答えました。
そのうち過半数は100万円以上保持、さらにそのうち3割は300万円以上、反対に、資産運用自体を行っていない人は過半数に上りました。
しかし、彼らは、資産運用の必要性は感じているようです。(7割以上)
質問:自分の将来を見据え、貯蓄だけでなく、資産を運用して行く必要性を感じますか?(回答者:103人)
とても感じる‥‥32.0%
やや感じる‥‥‥41.7%
あまり感じない‥18.4%
全く感じない‥‥7.8%
(四捨五入の関係で、合計が100%になっておりません。ご了承ください。)
資産運用の必要性は感じているが仮想通貨に手が出ない理由は
では、86%くらいの仮想通貨を保有しない人に、手を出せない理由を聞いてみると、
「取引のやり方や始め方が難しい」
「取引所のセキュリティや倒産が不安」
という声が多く、ニュースでも大きく取り上げられたように、国内での取引所のセキュリティ問題が大きく影響を与えている様子が見て取れます。
とはいえ、今後、仮想通貨取引をやってみたい人は約半数に上りました。
興味はあるけど、なかなか重い腰が上がらないという感じでしょうか。
では、縁あってか、運よくか、思い切って仮想通貨を保有に乗り出した14%の人々にこれまでの資産運用経験を聞いてみると、そのうち75%弱は以前から何らかの投資を行っていたようです。
それ以外、全体の4分の1以上は仮想通貨の保持や投資は初めての経験という事になります。
質問:仮想通貨の投資目的は?(複数回答あり)
投資のため‥‥‥‥‥‥‥92.7%
決済や送金が便利だから‥27.7%
トレンドの勉強のため‥‥19.9%
保有目的に関しては、仮想通貨のメリットでもある、送金や決済に利用する人は保有している人のうち27%強でした。
9割以上が投資目的で保有していることに比べるとまだまだ実用している割合が少ない印象です。
仮想通貨購入は自分の判断というより
保有するに至った経緯も、自ら勉強して情報取集をした結果判断して購入したという人は5割に満たず、ほとんどがトレンドを追いかけてとりあえず、お勧めされてなんとなく、という自己判断の結果ではない場合が多いようです。
購入した時期も高騰して話題になってからの場合がほとんどで2018年の1月以前のバブル期に購入した人の割合が85%ほど。残りの15%は2018年になってからなので、価格が下がってから購入している人々。2016年以前のバブル前、成長期に購入した人は2割ほどという結果でした。
購入の結果、価格が半分以下など下がって損している人が3割、3倍以上で儲かった人が1割強、ほとんど変わらないか増えても2倍くらいの人が大半のようです。
仮想通貨投資には慎重な姿勢
仮想通貨で保有している金額も、日本円にして5万円未満が一番多くて35%ほど。もう少し多くて10万円未満が17%、50万円未満と答えた人は28%強、50万円以上、100万円以上の答えた人はそれぞれ10%前後で、投資にしてもつぎ込むお金は慎重なイメージです。
質問:保有する仮想通貨は保有資産のおよそ何パーセントですか?(回答者:206人)
1~5%‥‥35.4%
6~10%‥18.4%
11~30%‥28.1%
31~50%‥13.6%
51%~‥‥4.5%
お給料や貯金からか全財産の5%未満が一番多く、10%までを合わせると全体の半数以上がそれくらいの割合で仮想通貨に変えている様子です。
一攫千金を狙って億り人になろうなどと考えた人は意外にも少なかったようですね。
ただ投資商品としての期待値は高いようで、積極的な投資をこれからもする人は全体の半数近く、買い足しはしないが保有しつづけて増えるのを待つ人も多く、両者を合わせると8割を超えている。
20代の若者をターゲットにした経済的な意識調査では他にも、就活生を対象にマイナビが行ったデータがあります。
今どきの社会を表している関心の高い分野が何なのか、就活に影響したワードが浮かび上がります。
1位は「人工知能・AI」で仮想通貨やVRを上回っています。
「自動運転技術」や「IoT」も関心が高いです。
CRIPCYのニュースにも時々挙がりますが、IoTには仮想通貨やブロックチェーン技術が組み込まれている事実を知ると仮想通貨へのイメージも変わるのではないでしょうか。
投機目的の仮想通貨ブームはいずれ落ち着いて通貨として信頼を得るようになり、その技術的な面で私たちの生活をサポートする立役者になっていくのかもしれませんね。
もっと詳しく知りたい方はこちら:
“https://r25.jp/article/575564133576380285”
“https://r25.jp/article/528853922043401008”
その他参考サイト:
“https://jidounten-lab.com/w_5097”