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どうなるビットコイン!?今後の価格予想

どうなるビットコイン!?今後の価格予想

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ビットコイン価格の現状については、専門家やアナリストたちがさまざまな意見や展望を述べていますが、仮想通貨産業全体についても見解は様々なようです。

ビットコインの動向は仮想通貨市場の動向にも直結してきます。
以下、主なインフルエンサーの観測をご紹介します。

ビットコインが2500ドルに?!さらなる下落か

London Fintech WeekのLouis Carranza氏は、

「仮想通貨の世界は予測不可能で、4500ドルが底値と言われていますが、2500ドルまで下降する可能性だってあります。
仮想通貨がメインストリームになるにつれ、価格は上昇してきました。
1000ドルになることだってあるかわりに14,000ドルになることだってあるのです。」

「2018年に起きている業界の試練は、仮想通貨に対する規制や市場の発達に伴うもので、仮想通貨は成長産業にまさになりつつあるということでもあるのです。」

最近のマーケット価格の下降はこの産業が成熟していくための産みの苦しみだと彼は言っています。

「規制」は仮想通貨の強気市場への着火剤になりうる

London Academy of Trading(LAT)のマーケットアナリストであり、トレーディング・メンターでもあるGavin Pennu氏は、

「中央銀行は仮想通貨が強気市場である間は沈黙し、規制当局による調査結果に注意喚起を行っている状態です。
専門家や市場は中央銀行から楽観的な観測が出されると予測しています。
仮想通貨の規制は投資家の懸念をやわらげるものだからです。

と述べていますが、ビットコインの価格が底を打つかどうかにについては、Pennu氏は少しネガティブな予想を持っているようです。

「ビットコインの値動きはこの1年間で縮小していますが、底を打ったとは必ずしも言えません。
仮想通貨は依然として新興アセットクラスであり、主要産業になるためにいくつか重要なステップを踏んで、次のより効果的な一手をとることが必要です。
この1ヶ月19.88%の資産価値の下落は投資家には懸念材料でもあります。
投資に関しては、リスクマネージメントを確実にすることが先決で、自宅を担保にするなど言語道断です。」

悲観的な現状については、ビットコインを含めた仮想通貨産業がさらに発展するための過渡期であり、ここで規制を受けることは、より良く成熟していくためのステップなのでは、という希望的な展望が垣間見られます。

現在の下降トレンドは決してビットコインの終焉ではない

米投資会社BKCMのCEOブライアン・ケリー氏は現在の仮想通貨市場の下降トレンドは決して(By no means)ビットコインは死んではいないと米CNBCのテレビ番組Fast Moneyで反論しました。

その理由として3つの根拠をあげました。

・現在6000ドルを下回る価格で取引されているビットコインは、17年12月に2万ドルの史上最高値をつけて以来、ほぼ継続的な下落を見せているにもかかわらず、去年11月と同程度の価格での取引が行われていること。

・金融庁がビットフライヤーなど取引所6社に改善命令を出したニュースに言及し、短期的には「少し厳しい」状況になるが、長期的にはそのことが取引所にとってより「堅固」な体系構築に役立つこと。

・あのマウントゴックスが、顧客への返済と、民事再生手続きの開始を発表したこと

強い否定を表すBy no meansを用いたことからも、ケリー氏の自信が伺えます。
ビットコインはまだまだこれからということなのでしょうか。

ビットコイン価格は4000ドルまで下落した後、2019年までに1万ドルに回復する

投資情報サイトのTradingAnalysis.com の創業者でテクニカル分析に定評がある米国のアナリスト、トッド・ゴードン氏は、

「ビットコイン価格が4000ドルまで下落した後、2019年までに1万ドルを回復する」と述べました。

多くの予想家に次ぐ、強気なビットコインの予測です。
番組でのゴードン氏の発言の要旨は以下のようなものです。

・ビットコイン価格は「美しい上昇トレンド」にある

・最近の下落は2015年からの上昇を考慮すると微々たるもの

・そもそもビットコインはボラティリティが高い(現在は17%で今までで一番低いボラティリティである)

ゴードン氏は過去に原油の価格の下落予想なども的中させており、予想家としての定評はある模様です。

ビットコイン、2018年で最低価格の6000ドルを下回る。先物取引の影響?!

ここ数か月間下落し続けているビットコインが、6月24日の夜から25日の午前にかけて、一時的に5,787ドル(64万円台)を記録していたことが分かりました。

この大暴落には、税がらみの売却や、多くの国で新たに設けられた厳しい制約や禁止令、ハッキング事件など様々な原因があると言われています。

サンフランシスコ連邦準備銀行は先月、

「ビットコインの暴落はBitcoin先物取引に起因する可能性があり、先物取引導入後の価格の急激な上昇とその後の下落は偶然ではないようだ。
ビットコインの爆発的な成長が2017年12月17日に終了した当時、最高価格は214万円台に到達していた。この力学は市場全体の変動に左右されるものではない。」

と報告しています。

長期的に見て仮想通貨市場にポジティブな空気

日本ではつい先日、金融庁から仮想通貨交換業者5社以上が業務改善命令を受け、中でもビットフライヤーは新規顧客登録の停止が決定、参議院予算委員会では税率に関する議論が挙がるなど、以前にも増して厳しい制約を設ける動きが見られます。

今回の大暴落では悲観的な意見が過去に比べて非常に多いようですが、Pennu氏の言うように、法整備などで仮想通貨に慎重に対処していこうというポジティブな姿勢が伺えます。

取り上げたインフルエンサー達は、どちらも「下がっても盛り返す」という肯定的な見解や主張を持っています。
分析の根拠を明確にし、長期的な視野を持つインフルエンサーたちの意見を参考に、自分の資産は自分でしっかりと守り、新しい金融世界の過渡期である現状を見守りましょう。

参照サイト:
http://bitcoinist.com/bitcoin-bottom-2500-analyst/
https://cointelegraph.com/news/cnbc-s-brian-kelly-current-bear-trend-by-no-means-funeral-for-bitcoin
https://cointelegraph.com/news/analyst-predicts-bitcoin-price-rebound-above-10-000-by-2019
https://www.cnbc.com/video/2018/06/22/analyst-predicts-bitcoin-rebound.html
https://www.financialexpress.com/market/bitcoin-hits-lowest-in-2018-falls-below-6000-heres-what-you-should-know/1218823/
https://www.frbsf.org/economic-research/publications/economic-letter/2018/may/how-futures-trading-changed-bitcoin-prices/

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