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CNBCのレギュラーである投資家ブライアン・ケリー氏は、今夏のビットコインの動向についてポジティブな見解を示しました。
ビットコインの価格は7月23日時点で8000ドルまで回復してきましたが、この一つの要因としてはシカゴ・オプション取引所(以下CBOE)がビットコインETF(上場投資信託)を申請したことによるといわれています。
米国証券取引委員会(以下SEC)の審査には通常45日かかるため、8月15日までには結論が出ると予想されています。
承認されれば市場の急拡大が期待されていますが、年内の承認には懐疑的な見方が広がっています。
ビットコインとWeb3.0インターネット新時代到来
独立系投資ファームBKCMの設立者でもあるケリー氏は、ビットコインと”Web 3.0”と呼ばれるインターネット新時代の到来に長期的にポジティブな観測を示しました。
「Web3.0の世界ではデータは貨幣化されます。それが仮想通貨であり、我々がビットコインに注力し始めたのはそのためです。Web3.0時代のポートフォリオにどのように組みこまれていくのか注目しています。」
それに現在の高値も投資家を惹きつけており、12月にビットコインの急騰を嫌った投資家たちが戻ってきているとも付け加えました。
またこれ以外にも、コインベースの政治団体設立もポジティブ要因の一つとして挙げる向きもあります。
5月にケリー氏は、短中期観測としてウォールストリートの大きな金融機関-ニューヨーク証券取引所やゴールドマン・サックス-による仮想通貨の導入により価格は上昇していくだろうとしていましたが、短期の予測ははずれました。
5ヶ月前ビットコインの大量保有者が一気に売りに出るという逆風が吹きましたが、そのインパクトが市場に遅れてやってきたのではないかと見ていますが、そういったマイナス要因もすでに終了したと語りました。
急騰を遂げたビットコインですが、短期的にはこの夏の動向が気になります。
規制や承認などめまぐるしく変わる状況をよく見極めていきたいですね。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/why-bitcoins-summer-rally-is-here-to-stay-brian-kelly/”
“https://www.ccn.com/coinbase-forms-political-action-committee-amid-uncertain-regulatory-climate/”
“https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/”