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CBOEのChris Concannon社長兼CEOは、ビットコインETFがSEC(証券取引委員会)から承諾されるだろうと楽観している一方で、承認を得るためにはまだ課題が残っていると認識しているようです。
SECの懸念解消に向けたCBOEの取り組み
以前から数々の企業のETF申請を否決してきたSECはつい先週、CBOEのETF上場に対する判決を延期し、委員会の慎重な姿勢を強く示しました。
そこには、仮想通貨市場が規制されていない状態であるため市場操作が起こるのでは、というSECの懸念が反映されていました。
これに対しConcannon氏はインタビューで、
「我々が徐々に彼らの懸念事項を減らせば、彼ら(SEC)はいつか満足してくれるでしょう。」
と、SECの懸念解消に向けて取り組んでいることを示しました。
また、
「ETFより前に先物取引を市場に出すことで、より健全で落ち着いた市場を提供できます。
先物取引ベースのETFの問題は、『正しい流動性水準は何か』ということです。
これに関してはまだテストされていません。」
とコメントしました。
Bloomberg側はこれを受け、ETFは先物取引の流動性を増加させるが、そもそも先物取引が流動性を十分持たなければ、SECは承認を躊躇してしまうだろうとしています。
SECは依然として警戒感を抱いている
世間では、CBOE がビットコインETFを是認される初の会社になるに違いない、と言われていますが、もし否決されてしまえば事態は振り出しに戻り、さらにETF承認の競争が激化するでしょう。
SECの仮想通貨市場に対する懸念が9月30日までにどのように変化するか、こちらもまだまだ警戒する必要がありそうです。
参考サイト
”https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-08-14/cboe-faces-moving-finish-line-in-race-for-first-bitcoin-etf”
”https://www.ccn.com/cboe-president-cautiously-hopeful-on-bitcoin-etf-prospects-despite-sec-action/”