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SEC(米国証券取引委員会)によって様々なETF案件が却下または延期の決定がなされていますが、本命中の本命といわれているCBOEによるビットコインETFの承認は有力視されているようです。
相次ぐ却下
仮想通貨に対して慎重姿勢をとってきているSECですが、そういったムードを裏付けるように、いくつもの仮想通貨取引所や投資機関によるETF(上場投資信託)の申請は今現在一つも承認されていません。
7月24日には投資会社Direxion Investmentsの5つの申請に対して、可否判断の延期が発表されました。また、7月27日は投資家のウインクルボス兄弟のビットコインETFが却下されました。
ETFが承認されると
ETFとは、インデックスファンドに近いもので、特定の指数(日経平均株価など)に連動して運用されるもので、投資信託として金融商品取引所に上場されているものです。
ETFの承認がなされると機関投資家の市場参入が見込まれ、仮想通貨市場の大幅な拡大が期待されます。
CBOEの利点
CBOEの申請の承認への楽観論が多いのは、CBOEのETFが持ついくつかの特徴があるようです。
CBOEは投資家保護の観点から、保管されているビットコインに対しては保険がかけられ、盗難やシステムトラブル、キーの紛失などの損失について補償されます。SEC側から保険の必要性について言及がありましたが、この問題はクリアできていることになります。
また、CBOEのETFは「MVBTCO指数」に連動したもので、これは15秒ごとに更新されれるインデックス型の価格評価指数で、SECにも評価されているものです。
SECとの関係性
世界最古の取引所として有名なCBOEは先物取引のパイオニアであり、長年の歴史の中でSECとの良好な関係を築いてきました。先物取引に関してSECのみならず世界中の信頼を集めており、SECとのコミュニケーションの潤滑さの点でも初めて承認されるETFの本命とされる所以です。
世界が注視
ETFの承認に対しては世界中の市場関係者から大きな期待がかけられています。CBOEの申請がどのような結末になるのか、注視していきたいですね。
参考サイト:
“http://coinpost.jp/?p=38818”
“https://www.ccn.com/major-futures-exchange-cboe-files-for-bitcoin-etf-increasing-probability-of-approval/”