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イーサリアム創設者、ETFと仮想通貨市場を冷静に分析
SECによるETF承認決定への期待が膨らんでいるのか、ここ2週間でビットコインをはじめとする仮想通貨市場は平均的な取引量を上回っています。
しかし、投資家達が熱意を傾ける一方で、イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブリテン氏は違うようです。
同氏は、今後のETFの決定を重要視しすぎるよりも、人々が仮想通貨をより簡単に使えるようにすることをコミュニティーに求めています。
ヴィタリック氏は7月29日のツイートで、
「ETFが重視されすぎていて、街角の店で5~100ドル分の仮想通貨を購入するということに関して十分重視されていない。」
と発言。
近々やってくるETFによって、仮想通貨コミュニティーが最初の信念から目をそらされるべきではないと主張しました。
また、もしETFが承認されたとしても公開市場の流動性が影響を受けるだけで、仮想通貨の本質には影響しないことを正当に指摘した上で、
「“ETF”は価格を上げるのに有利だが、“仮想通貨を主流にしようとするETF以外の取り組み”実際の適応にはるかに有利だ。」
と語りました。
ヴィタリック氏の発言の通り、現在の仮想通貨業界の焦点は当初の「アンバンクト層の銀行」から離れ、金融革命に熱を上げている状況にあり、ETFは日夜ニュースの大見出しを飾っています。
先日もウィンクルボス兄弟の2度目のETF申請が否認され、ビットコインの価格にも少なからず影響を及ぼしています。
投資家にとってETF導入は喜ばしいことではありますが、一方で技術者を含む仮想通貨コミュニティーまでもが仮想通貨の本来の目的を忘れ、こぞってETF承認に振り回されるべきではないのでしょう。
参考サイト
”https://btcmanager.com/vitalik-buterin-terms-crypto-etf-distraction/”