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ゴールドマンサックスがビットコインを「詐欺ではない」とし、仮想通貨売買を開始することを発表しました。
ゴールドマンサックスの役員であるRana Yared(ラナ・ヤド)は、その理由を、顧客の要求が殺到しているためとしました。
ビットコインは詐欺ではなく、通貨の特徴はないと結論づけるも
ヤレド氏は、
「顧客が、ビットコインやビットコイン先物は新しい価値保存だから保有したいというのならば私たちはその考えに共感します。」
と述べ、加えて
「それは我々が理解していない新しいリスクではありません。ただ、ここで余計に注意する必要のある、高められたリスクなのです。」
と述べ、ウォールストリートで初めてのビットコインを取引する投資銀行になろうとしています。
それは、仮想通貨に正当性を与える面と、ゴールドマンサックスにとっては、新たな懸念材料になる恐れもある面とを兼ね備えた一歩です。
始めはビットコインそのものを売り買いするわけではなく、銀行内のチームが規制当局の承認を得て、仮想通貨を所持することによって起こりうるリスクに対処する解決策がわかれば、その方向に行くことを検討しているようです。
しかし、これらの漸進的な発表の一方で、ゴールドマンサックスは、ビットコインが世界を席巻すると考えるようなビットコイン信者ではないとも発言しています。
ビットコインや仮想通貨が詐欺であると考える投資業界の中で、ゴールドマンサックスが、ビットコインは詐欺ではないと発言したことは異例のことです。
今後、仮想通貨取引の需要が高まることでゴールドマンサックスのように仮想通貨を取り扱う投資銀行が増加するかもしれません。
今後が楽しみです。
参考サイト:
https://cointelegraph.com/news/goldman-sachs-says-bitcoin-is-not-a-fraud-plans-trading
https://www.nytimes.com/2018/05/02/technology/bitcoin-goldman-sachs.html