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米証券取引委員会(SEC)がCBOEのビットコインETF申請の判決を9月21日まで延期すると発表したのがつい数日前の24日。
そして26日、今度はウィンクルボス兄弟のビットコインETF申請を拒否したことを発表しました。
ウィンクルボス兄弟の申請が否認されるのは今回で2度目になります。
ビットコインの取引はアメリカ以外の“規制されていない”取引所で行われている
SECは、「ビットコインとその市場は、価格操作に対する『独自の耐性』を持っている」というウィンクルボス兄弟の主張に同意できないとし、申請を拒否。
投資家にとって十分な安全性を証明できていなかったことも1つの理由として挙げました。
さらにSECは、今回ウィンクルボスの申請を承認しなかったことが、「仮想通貨とブロックチェーン技術がイノベーションや投資における価値や有用性を持つかどうか」の評価に基づいたものではないことを強調しました。
また、ビットコインの取引がアメリカ以外の“規制されていない”取引所で行われており、流動性が低いことを懸念していると述べました。
ビットコインの価格は87万円台まで下落
ウィンクルボス兄弟の申請の否認を受け、上昇を見せていたビットコインの価格は90万円台から再び87万円台まで下落し、その後価格を維持している状態です。
つい先日には、CBOEのビットコインETFが90%確定しているなど投資家の間で話題になっていましたが、ここにきて他企業のETF申請の否認が突如明かされ、一抹の不安が価格に表れたということでしょう。
ビットコインETF肯定派も存在
しかし、今回の否認の理由の大部分は、ウィンクルボス兄弟のビットコインや市場に対する考え方や投資家の安全性の確保がSECの基準に達しなかった部分にあり、SECの議員全員が満場一致で否認したというわけではありません。
中でもHester Pierce理事はSFCの否認に対し、「委員会の法定基準の解釈と適応は、イノベーションが我々の市場では歓迎されないという強いシグナルを送っていることになるのではないか。」と心配の声を挙げました。
また、Cameron Winklevoss氏も、「今後市場に投入されるビットコインETFと深く関われることを楽しみにしている。」と前向きなコメントを残しています。
ウィンクルボス兄弟の申請が通らなかったからといって、CBOEの申請もそれに倣うかは分かりません。
引き続き注意深く見る必要があります。
参考サイト
“https://cointelegraph.com/news/cnbc-winklevoss-twins-bitcoin-etf-application-rejected-by-sec”
“https://www.barrons.com/articles/sec-rejects-winklevoss-brothers-etf-says-bitcoin-isnt-manipulation-resistant-1532644306?mod=hp_FOF”
“http://thehill.com/policy/technology/399101-sec-rejects-winklevoss-bitcoin-etf-bid”
“https://www.etftrends.com/bitcoin-etf-gets-rejected-by-sec/?utm_source=Nasdaq&utm_medium=referral&utm_campaign=nasdaq”