<この記事(ページ)は 3分で読めます>
SEC、ビットコインETFに対する懸念を拭えず
22日、SEC(米国証券取引委員会)は、ProSharesからのビットコインETF申請を含む計9つの申請を拒否したことを発表しました。
否決が下された承認は以下の3社からの申請です。
内2社は9月中旬~下旬が判決の締切となっていました。
・ProShares社:2つ(8月23日締切)
・GraniteShares社:3つ(9月15日締切)
・Direxion社:5つ(9月21日締切)
SECは3社のETF申請否決に関して、ウィンクルボス兄弟の時と同様、市場操作や詐欺に対する防止策が基準を満たしておらず、懸念が拭えないためであるとしています。
一方で、今回の判決は「ビットコインやブロックチェーン技術がイノベーションや投資として価値を持つかどうか」の評価に基づくものではないと再度強調しました。
SECの判断はBTC価格にも影響
22日のBTC価格を見てみると、一時期75万円台まで回復していましたが、SECの発表の影響を受けてか、70万円台まで下落しています。
CBOEまでとはいきませんが、やはりProShares社のビットコインETF申請も投資家達から期待されていたということがわかります。
GraniteShares社やDirexion社の判決が予定より約1か月前に出されたことから、仮想通貨コミュニティーも驚きの声を上げています。
今回、ProShares社以外のビットコインETF申請も一纏めに判決が下され、ETF申請の最終候補は最も期待されているCBOEのもののみとなりました。
CBOEの判決は9月30日まで、あと1か月ちょっとありますが、SECの現状を見ると、承認を得るのはなかなか厳しいと言えるでしょう。
参考サイト
”https://www.cnbc.com/2018/08/22/sec-rejects-bitcoin-etfs.html”
”https://www.coindesk.com/sec-rejects-7-bitcoin-etf-proposals/”
”https://www.cryptoglobe.com/latest/2018/08/the-u-s-sec-rejects-bitcoin-etf-proposals-from-proshares-direxion-and-graniteshares/”