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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年2月12日現在、ビットコインの価格は3,630ドル(約395,000円)前後を推移しています。
2月8日に370,000円台から400,000円に到達するほどの上昇を見せました。現在は390,000円台でレンジ相場です。再び横ばいの状態が続いていますので、むやみにエントリーせず、レンジブレイクに備えた方が良さそうです。
TradingViewより、bitFlyerのBTC/JPYのチャートを見てみましょう。
① 日足全体で俯瞰してみる
2月12日15時 BTC/JPY 日足
8日に価格の急騰が見られましたが、日足で俯瞰してみると12月から続くレンジの範囲内です。
この動きをわかりやすくするため、移動平均線を引いてみましょう。
② 移動平均線を引いてみる
2月12日15時 BTC/JPY 日足
移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色)
②25日移動平均線(水色)
③ 75日移動平均線(紫色)
それぞれ、短期、中期、長期を表す移動平均線です。
2月10日頃に8日の急騰の影響で黄色の短期移動平均線が水色の中期移動平均線を上に抜ける、ゴールデンクロスが起こりました。その後の相場は横ばいになっています。
③ 4時間足でより詳しく見てみる
2月12日15時 BTC/JPY 4時間足
4時間足でより詳しく見ていきましょう。
4時間足で見ると、8日の急騰が顕著にあらわれています。黄色の短期移動平均線が水色の中期移動平均線と水色の長期移動平均線を大きく上に突き抜けています。
しかし超短期的な上昇に過ぎず、その後はレンジ相場となっています。
④ サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
2月12日15時 BTC/JPY 4時間足
2月8日まで続いていたレンジをブレイクしました。
レンジブレイク後にアップトレンドへとトレンド転換するかと思われましたが、390,000円~400,000円を横ばいに動いています。
BTCの相場の特徴が顕著に表れています。レンジブレイクを順張りで待つ方法が、最近の相場状況から見ても妥当な方法だと思われます。
⑤ 1時間足も見てみる
2月12日16時 BTC/JPY 1時間足
移動平均線を見てみると、全ての期間の移動平均線が重なりレンジ相場となっていることが分かります。
一時間足で見ても顕著なレンジ相場であることが見て取れます。強く働いているレジスタンスライン、サポートラインからの反発を狙った逆張りも可能ですが、リスクが少ないトレードをするのであれば、レンジをブレイクするのを待つ方法が無難でしょう。
まとめ
先週末はレンジブレイクをする急騰が見られました。時間足を短くして注意深くチャートを見ていた人はこの波に乗ることが出来たと思われます。
BTCの取引量が減っているということもあり、レンジ相場から急に抜ける現象が頻繁に見られます。BTCのレンジ相場を読んで利益狙うことは難しいので、レジスタンスラインを抜けた時に順張りでエントリーするといいでしょう。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、
投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。