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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
7月31日11時現在、ビットコインの価格は8140ドル(約904,000円)前後を横ばいに推移しています。
14日頃から続いていた上昇トレンドが一旦踊り場となったようですが、今後は約8,080ドル(約897,000円)から約8,300ドル(約922,000円)の間のレンジ相場になると予想されます。
上下どちらかの価格をブレイクしてトレンドを形成するかどうかが焦点となりそうです。
TradingViewより、BitfinexのBTC/USDのチャートを見てみましょう。
7月31日11時 BTC/USD 日足
①日足で全体を俯瞰してみる
7月31日時点の日足のチャートです。
まずは大きく全体を見てみると、5月初旬に高値をつけたあと、6月末まで下降トレンドが続き、7月に入ってからは下げ幅を戻す感じで、短期的に上昇トレンドに転じていることがわかります。
全体の動きをわかりやすくするため、まずは移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
7月31日11時 BTC/USD 日足
移動平均線を3本引いてみました。
- 5日移動平均線(黄色)
- 25日移動平均線(水色)
- 75日移動平均線(紫色)
それぞれ、短期、中期、長期を表す移動平均線です。
2つの赤い丸で印をつけたところに注目してみましょう。
まず左の印の時点で、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜ける、ゴールデンクロスが起こっています。
その後、右の印の時点で、5日移動平均線が25日移動平均線をわずかに下回ったものの、跳ね返されるように5日移動平均線が上向きになっています。
これは価格が上昇トレンドに転じた証と見ることができるでしょう。
また、6月末の底値を割っていないのもトレンド転換したという判断ができます。
③4時間足でより詳しく見てみる
7月31日11時 BTC/USD 4時間足
より詳しく、4時間足にしてチャートを見てみます。するとやはり、7月16日頃から上昇トレンドを形成しているようです。
しかし、7月25日頃を天井として、レンジ相場に移行しているようにも見えます。
値動きをわかりやすくするため、トレンドラインを引いてみましょう。
④トレンドラインを引いてみる
7月31日11時 BTC/USD 4時間足
青い線でトレンドラインを引いてみました。
確かに上昇トレンドになってはいますが、支持点が少なく、あまり綺麗な上昇トレンドとはなっていません。
やはり、25日頃からレンジ相場に移行したと考えるのがよさそうです。
また、注目すべきポイントとして、赤い丸で印をつけたところで、75日移動平均線に接するように下ヒゲが出ています。
75日移動平均線が下値支持線として機能しているということです。
レンジ相場ではありますが、価格を支える力が強く、価格が下がりにくくなっていると考えられます。
⑤サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる
7月31日11時 BTC/USD 4時間足
さらにレンジ相場の動きをわかりやすくするため、サポートラインとレジスタンスラインを引いてみました。
多少上下にはみ出している部分はありますが、概ね、8080ドル(約897,000)から8300ドル(約922,000)ドルの間で推移しているようです。
7月31日11時 BTC/USD 4時間足
加えて、さっき引いたサポートラインの下に、サポートラインをもう1本引いてみました。
レンジ相場からはみ出した安値に対するサポートラインです。
こうしてみると、約7,870ドル(約874,000円)でいくつか支持点を作っているので、もしレンジ相場がブレイクして下降に転じた場合は、この7870ドルの線で耐えられるかどうかに注意する必要があります。
まとめ
7月31日時点では、ビットコインの価格は上昇トレンドからレンジ相場へ移行している最中にあることがわかりました。
そして、レンジ相場からブレイクする目安となる価格は、高値が約8,300ドル(約922,000円)であり、安値が約8,080ドル(約897,000円)、もしも8,080ドルのラインを割った場合は約7,870ドル(約874,000円)が次のサポートラインとなることもわかりました。
ビットコインのトレードを行う際は、レンジ相場の上下動をうまく捉えるか、ブレイクのタイミングを見極めることで利益を上げることができるかもしれません。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、実際にチャートを見てトレードをしてみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、
投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。