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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
8月7日10時現在、ビットコインの価格は6,950ドル(約773,000円)~7,000ドル(約779,000円)前後を推移しています。
7月29日を天井に下降トレンドが続いており、6,850ドル(約762,000円)のサポートラインで耐えられるかどうかが焦点となりそうです。
このサポートラインで耐えることができれば下降トレンドからの脱出も期待できますが、もしも割ってしまった場合はさらなる急落に警戒が必要です。
TradingViewより、BitfinexのBTC/USDのチャートを見てみましょう。
①日足で全体を俯瞰してみる
8月7日10時 BTC/USD 日足
8月7日日時点の日足のチャートです。
まずは大きく全体を見てみると、6月末まで続いた下降トレンドが7月に入ってから上昇に転じたものの、7月末から現在にかけてまた下降トレンドが形成されていることがわかります。
全体の動きをわかりやすくするため、まずは移動平均線を引いてみましょう。
②移動平均線を引いてみる
8月7日10時 BTC/USD 日足
移動平均線を3本引いてみました。
- 5日移動平均線(黄色)
- 25日移動平均線(水色)
- 75日移動平均線(紫色)
それぞれ、短期、中期、長期を表す移動平均線です。
紫色の丸で印をつけたところに注目してみましょう。
黄色の5日移動平均線が水色の25日移動平均線を下抜ける、いわゆるデッドクロスが起こっています。さらなる下落が続く可能性を示すサインと言えます。
また、黄色の5日移動平均線はさらに下がり、紫色の75日移動平均線にも近づこうとしているようです。
ここで75日移動平均線をさらに下抜けるか、それとも反転するかが、今後のトレンド形成の鍵となるかもしれません。
③サポートラインを引いてみる
8月7日10時 BTC/USD 日足
現在の下降トレンドがこのまま続くのか、それとも回復するのかという判断材料の一つとして、直近の安値である6,850ドル(約762,000円)でサポートラインを引いてみました。
紫色の丸で印をつけたところが支持点となっています。
見てわかる通り、支持点が多いサポートラインであることと、6,850ドル(約762,000円)という価格は7,000ドル(約777,000円)に近く意識されやすい数字でもあることから、価格を支える力の強いサポートラインと言えるでしょう。
ここを底値として下降トレンドを脱出する可能性は十分にあると言えます。
④4時間足でより詳しく見てみる
8月7日10時 BTC/USD 4時間足
4時間足にして、さらに詳しく見てみます。
7月25日頃から7月31日頃までレンジ相場となったあと、8月に入ってから下降トレンドが形成されていることがわかります。
⑤トレンドラインとチャネルラインを引いてみる
8月7日10時 BTC/USD 4時間足
トレンドラインとチャネルラインを引いてみました。
改めて見ても強い下降トレンドとなっていることがわかりますが、水色の丸で印をつけたところを見るとわかるように、6,850ドル(約762,000円)のサポートラインで下落を食い止めようと耐えている動きが見て取れます。
やはり、この6,850ドル(約762,000円)のサポートラインがうまく機能できるかどうかが焦点と言えそうです。
まとめ
8月7日時点では、ビットコインの価格は下降トレンドの最中にあることがわかりました。
今後の値動きを予測するための目安としてはやはり、6,850ドル(約762,000円)のサポートラインがうまく支持線として機能するかどうか、そして5日移動平均線が75日移動平均線を下抜けることなく反転できるかどうかという2点に注目すべきと言えるでしょう。
さらなる下落が起きるか、それとも回復するか、この2つを見極めることができれば大きく利益を上げることができるかもしれません。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、実際にチャートを見てトレードをしてみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、
投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。