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チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。
2019年2月7日現在、ビットコインの価格は3,370ドル(約370,000円)前後を推移しています。
多少の値動きはあるものの、日足、4時間足、1時間足いずれの時間足でもレンジ相場と言えます。どちらに抜けるかを注意するとともにむやみにエントリーしないことを心掛けるのもいいと思います。
TradingViewより、CoinbaseのBTC/USDのチャートを見てみましょう。
① 日足で全体を俯瞰してみる
2月7日14時 BTC/USD 日足
12月後半からのレンジ相場が続いており、2月に入ってからは特に値動きが小さいです。
この動きをわかりやすくするため、移動平均線を引いてみましょう。
② 移動平均線を引いてみる
2月7日14時 BTC/USD 日足
移動平均線を3本引いてみました。
①5日移動平均線(黄色)
②25日移動平均線(水色)
③75日移動平均線(紫色)
それぞれ、短期、中期、長期を表す移動平均線です。
1月10日頃の急落で黄色の短期移動平均線が水色の中期移動平均線を下抜ける、デッドクロスが起こりました。その後、若干価格が下落しています。
③ 4時間足でより詳しく見てみる
2月7日14時 BTC/USD 4時間足
4時間足でより詳しく見てみましょう。
4時間足で見るとある程度上下の幅が大きい相場となっておりますが、日足同様レンジ相場と言えます。また、3本の移動平均線がすべて下向きになっており、短期的に見ると下落気味と言えます。
④ サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる。
2月7日14時 BTC/USD 4時間足
1月中頃~終盤にかけては3,480ドルから3,680ドルにかけてのレンジでした。
その後1月28日~29日にかけての下落で、より一段下のレンジ(3,350ドルから3,480ドル)に入ったようです。ここでは、そこにオレンジの線を2本引きました。3,480ドルラインがサポートラインからレジスタンスラインへとサポレジ転換しています。短期的にみると上の線まで上昇する可能性が高いので、ロングがいいでしょう。レンジ相場が苦手な人は上下の線を抜けるまで静観するのもおすすめです。
⑤ 1時間足も見てみる
2月7日14時 BTC/USD 1時間足
1時間足も見てみましょう。
3,390ドルと3,430ドルに青線を追加しました。
2月4日から6日午前中にかけて青線の中でのレンジで、そのあと下のオレンジ線と下の青線の間のレンジになっていると見ることができます。1時間足でトレードする人はこのあたりのラインも見ていくといいでしょう。
まとめ
日足、4時間足、1時間足とみていきましたが、いずれもレンジ相場であることがわかりました。4時間足で引いた2本のオレンジの線(3,350ドルから3,480ドル)を目安に、上の線まで上昇すると考えてのロングを入れるのがいいでしょう。また、どちらかの線を抜けるまで待つのも有効そうです。
皆さんも、今回ご紹介したような手法を使って、チャートを分析してみてください。
※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、
投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。
記事内のチャートはすべてTradingViewを使用しています。