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ウィンクルボス、”相場の冷え込みは気にしない”2019年への展望語る

ウィンクルボス兄弟、”相場の冷え込みは気にしない”2019年のへの展望語る

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仮想通貨取引所Geminiの創設者であるウィンクルボス兄弟が、仮想通貨相場の低迷による個人投資家の撤退にもひるまず、来年に向けての前向きな展望を語りました。

”Gemini Mobile App”のリリース

ウィンクルボス兄弟は、新しいモバイルアプリのリリースなどを含め独自の計画を着実に進めていると強調しました。

新しいモバイルアプリ”Gemini Mobile App”は、先週Google PlayとApple Storeでリリースされました。
”Gemini Mobile App”は、ユーザーがGeminiが取り扱う全ての仮想通貨の売買が可能で、市場価格、ポートフォリオを表示し、仮想通貨の送金や受け取りも可能とのことです。

また、プライスアラートや定期的な買い注文の設定機能、1つの注文で市場の時価総額に連動するインデックスコインを買うことのできるバスケットオーダーの機能も備えているということです。

ウィンクルボス兄弟によると、仮想通貨に関する懐疑論にはもうみんなが慣れてきているとし、相場の冷え込みの真っ只中で新しいモバイルアプリをリリースしたことを全く懸念していないとのことです。
現在の相場の冷え込み”仮想通貨の冬”については、「内部組織の刷新や改善を行ったり、ひと息つく時間にできるよ。」とのことです。

ウィンクルボス兄弟は次のようにも述べています。
「仮想通貨は決して眠らない。だから、我々の顧客が買いたい時にいつでもどこでも買えるようにすることが重要なんだ。」

個人投資家向け戦略は依然として重要事項

多くの仮想通貨関連企業は、機関投資家が仮想通貨市場に資金を投入することを待ちわびています。Geminiも機関投資家の顧客に対応するべくカストディーサービスやNasdaqにより提供されたマーケット監視技術を利用してきました。

しかし、今回の新アプリリリースで、Geminiがまだ仮想通貨取引のメインプレーヤである個人投資家とも強固な関係を築こうとしていることが伺えます。

ウィンクルボス兄弟は次にように語っています。
「これまでの我々の行動から、機関投資家を重視していると見られているかもしれないが、実際は多様なカテゴリーの顧客をベースとしているし、個人投資家向けの戦略はまだ始まったばかりだよ。」

2019年はアジア展開に意欲

2019年のもう一つの展望の重要なポイントとして、アジアへの展開に意欲を示し、BitMexやHuobiのように競争に参入したいとしています。

現在、Geminiはニューヨークを拠点とし、ほぼ全米各州の他にカナダ、香港、シンガポール、韓国、イギリスに展開しています。

相場の冷え込んでいる今は耐える時期

ビットコイン価格が過去最高値をつけた1年前から、相場の低迷により仮想通貨企業はストレスを受けていることは事実です。

イーサリアムクラシックを開発したスタートアップ企業、ETCDEVは今月、経営難に陥りました。仮想通貨ソフトウェアのスタートアップ ConsenSysgは人員を13%削減するとしています。
Geminiも、米国証券取引所から再三にわたりビットコインETFの承認を拒絶され、敗北を味わう出来事もありました。

しかし、ウィンクルボス兄弟はゆっくりと着実に前進することを改めて表明しています。
「我々は長い航海の途中にいる。今はじっと耐える時期だと思っている。」

2018年は、仮想通貨市場にとっては厳しい1年となりましたが、様々な企業によっていくつもの変化や刷新が起こされ、仮想通貨が広く定着する基盤が作られたことは確かです。
2019年は仮想通貨がどのような成長を遂げるのか、ウィンクルボス兄弟の活躍にも期待したいですね。

参考サイト:
”https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-12-11/winklevoss-twins-ignore-crypto-winter-looking-toward-2019”
”https://www.ccn.com/crypto-winter-winklevoss-twins-say-theyre-totally-at-home-in-this-market-climate/”

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