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ETHネットワーク上で年間1090個のdAppsと700種のトークンが展開
5月28日、Finance Magnatesにより、2017年で1090個のdAppsと700種類以上のトークンがイーサリアムネットワーク上で展開されていたことが報告されました。
イーサリアム分析会社Alethioのビジネスアナリストであるクリスチャン・クロウリー氏によると、毎日約10万人もの新ユーザーがイーサリアムエコシステムに加入しているようです。
さらにクロウリー氏は、5月28日に開催されたイスラエルのETH開発促進を目的とした「ConsenSysコミュニティーデー」では、イーサリアムネットワークは毎日100万件の取引処理をしていることを主張しました。
また、現時点で2億9200万以上ものETHアドレスが存在することも公表されました。
企業のブロックチェーン技術採用が拡大
世界最大のダイヤモンドジュエリー小売業者De Beers Groupや、米国の大手輸送会社NorfolkSouthern Corp (NSC)では、ブロックチェーン技術が積極的に採用されています。
このことから、ブロックチェーン技術が世界中で採用されつつあるということがわかります。
しかし未だに、ブロックチェーンアプリケーションの利点に関して問われ続けています。
ブロックチェーン技術の課題
最近では、ロシアの中央銀行の副知事が
「技術向上だけを目的として技術を取り込むことは無意味であり、ブロックチェーン技術は成熟した技術ではない。」
と主張しました。
また、中国の情報通信アカデミー(CAICT)は、5月28日の報告で、
「過去にローンチされて未だに生き残っているブロックチェーンプロジェクトはたったの8%であり、平均寿命はわずか15か月である。」
と述べています。
ブロックチェーン技術は最先端であると言われていますが、技術自体が発展途上であることや成功するプロジェクトが少ないことから、やはりマイナスの意見も多くあります。
最近では日本でも次々とブロックチェーン技術を採用する計画が公表されていますが、今後どのように進化していくのか見守っていく必要がありそうです。
参考サイト
https://www.dcforecasts.com/ethereum-network-supports-1090-dapps-and-700-tokens-launched-in-2017/
https://cointelegraph.com/news/1090-dapps-and-700-tokens-launched-on-ethereum-network-in-2017-analyst-says