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クリスマスに上がるという予測もあったビットコインですが、仮想通貨市場全般で一瞬上がって下落というチャートでしたね。
イーサリアムに至っては、12月に入って一時は$83辺りまで下げ、徐々にクリスマスに向けてゆっくりと上昇して$100付近に、そしてイブには$157に乗せました。ほぼ2倍の上昇ぶりです。
周りにひきずられてか現在は$130付近で下降気味ですが、長く続く低迷レンジのチャートに少し弾みをつけています。
これには何が影響しているのでしょうか。
次期開発段階Constantinople
イーサリアムといえば、開発の次期アップグレードであるハードフォーク”Constantinople”です。スケーリング問題を解消するため、従来のPOWからPOS(Proof of Stake)に移行するSerenity段階へのワンステップとなっています。
これは、年明け1月16日頃に当たりますが、7,080,000目のブロックでアクティベート予定ということです。その際、ブロック報酬は3ETHから2ETHに減少されることが決まっており、徐々に、ETHの供給量が減少します。
長い目で見ればこれは明らかに強気だ、とTwitterでもコメントしているトレーダーでありエコノミストのAlex Kluger氏。
彼はマイナーの損益分岐点に触れて、今後のフォークによって報酬額が減ればプロのマイナーが自然と排除されると説明します。
マイナーが減れば供給量が減るので、それは確実に上昇傾向(bullish)な結果となるというのです。
一方、アナリストたちは、Kwh単価が$0.075の分岐点に拘わらず趣味のマイナー達はネットワークの参加者としてハッシュ値を計算し続けるだろうと、分析しています。
多くの評論家たちは、仮想通貨のフェアな評価を決めるために健全なマイニングの見込みに目を向けるので、イーサリアムのエコシステムの観点から言えばそれはポジティブな兆候です。
ConsenSysのJoseph Lubin氏のTwitterで底打ちコール
Twitterで「仮想通貨の底打ち」をコールしたのは、イーサリアムプロジェクトの共同設立者でもあり、イーサリアムのメイン開発を担うConsenSysの設立者であるJoseph Lubin氏。
ConsenSys2.0を取り巻いてTwitterでも状況は報告されていますが、それに伴っての人員整理について、事情を知らない無責任なブロガーやメディアの憶測によってもたらされたFUDを批判しています。
弱気なトレンド市場はこれで終わりとなる、と期待を込めてコールをしたこともあり、それ以降価格は反発しました。
この時期、ただでさえクリスマス、年末年始と節目が続く中、ファンダメンタル要因でも価格に影響が出やすい材料が散見しています。
市場がセンチメントに左右されやすく、価格が上下するということを再認識させられますね。
間もなく新しいプロトコルが実装される新生イーサリアムに期待が集まります。
参考サイト:
”https://ethereumworldnews.com/ethereum-eth-back-on-recovery-track-tron-trx-following/”
”https://www.newsbtc.com/2018/12/24/ethereum-constantinople-bullish-long-run/”