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トランプ政権でかつて様々な物議をかもしたスティーブ・バノン氏が独自の仮想通貨を作成中だと明かしました。
ビジネス・エリートの側面も
バノン氏はハーバード大ビジネススクールで経営学の修士の学位を取得し、投資銀行最大手のゴールドマンサックスのM&A部門で銀行業務に携わっていたというビジネス・エリートでした。その後彼はポピュリストととして保守系メディア「ブライトバート・ネットワーク」の経営に取り組み、助言者としてトランプの選挙運動に加わりました。
ユーティリティー・トークン
ニューヨークで開催されたCNBC主催のカンファレンスで、バノンは「ビットコインが好きで保有もしている。仮想通貨は未来だ。」と絶賛しています。
また、彼はポピュリズム運動に資するために独自の仮想通貨の作成も行っている途中だと語っています。「今、いくつかトークンの開発に取り掛かっている。たぶんユーティリティー・トークンとなるだろう。世界的なポピュリスト運動のためのもので、質の高いものになるだろう。」
ただし、ビットコインやイーサリアムなど他のコインでできないことが何なのか、どんなふうに使われるのかなど詳細は不明です。
ICOは災害レベル
また、ICOについては懐疑的で、「90%のICO案件は災害みたいなものだ。」とし、開発中のコインの配布方法にICOを利用するかどうかには言及しませんでした。
かつてヒラリー・クリントンがトランプ支持者のことを“Deplorables(哀れな人たち)”と呼び、後に謝罪に追い込まれましたが、バノンはこれに引っ掛け「Deplorablesコイン」の作成をほのめかしたことがありますが、今回はそれが現実のものになる可能性が示唆されました。
賛否はあれど様々な分野で実績を作ってきた人物なだけに、大いに期待できるかもしれません。
参考サイト
“https://www.cnbc.com/2018/07/18/steve-bannon-says-he-owns-bitcoin-and-is-working-on-his-own-cryptocurr.html”
“https://www.ccn.com/fmr-trump-advisor-steve-bannon-is-building-a-utility-token-cryptocurrency-for-the-global-populist-movement/”