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数多くの仮想通貨の時価総額やチャートを一覧で見ることのできるウェブサイトであるCoinMarketCap.comに、意図的な市場操作とインサイダー取引の疑いがかけられているようです。
CoinMarketCap.comは、仮想通貨の時価総額、発行枚数、取り扱っている取引所、過去の値動きなどをまとめて見ることのできるウェブサイトで、5月28日現在で1624種もの仮想通貨の情報を見ることができます。
仮想通貨の投資をする方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、このCoinMarketCap.comの運営者が市場操作やインサイダー取引を行っている、とコメントを投稿しているサイトがあります。
これは会員制の書き込み投稿サイトのようで、本件の投稿は3月にさかのぼります。
仮想通貨マーケット情報、リスト上の75%は不正なコイン情報
この記事によると、CoinMarketCap.comは、時価総額や発行枚数の数字を操作することで、サイト上に表示される順位を移動させ、これによって投資家たちの買いや売りを促進させることで市場操作を行っていると言います。
それに加えて、間違った数字が記載されていることに対して抗議や修正の申請があったとしても、それを無視あるいは拒否しているというのです。
また、仮想通貨の開発者が、新たに開発した仮想通貨をCoinMarketCap.comのリストに載せるように依頼した時間と、それが実際にリストに載った時間の間に異常な大口の買いが見られたことが何度もあったと主張されています。
CoinMarketCap.comを見て購入する仮想通貨を選ぶ投資家は多くいますから、新たにリストに載ったコインを見て買いが行われる事を見越して、リストに載せる前に購入しておくことで値上がり益を得ているというのです。
日本では仮想通貨のインサイダー取引は禁止されていませんが、もしもこれが事実であれば立派なインサイダー取引であり、市場に不健全な影響を及ぼしていることは確かです。
コイン情報の収集はひとつのソースに限らず幅広く
これらの市場操作やインサイダー取引の疑いを投稿したCoinMarketCappedというニックネームの人物は、誰も触れたくなかった扉を開けた、とパンドラの箱にたとえて疑惑を列挙していますが、無償のサイトであることに一目を置きつつ、自浄して過ちを正すことも期待しています。
投稿に寄せてきたコメントのなかには擁護意見も少なくありません。
不正な情報というものも、悪意あるものではなくCoinMarketCap.comの運営者のリソース不足によるものである可能性があるとしており、真相は未だ誰にもわかりません。
しかし、CoinMarketCap.comはあくまで無料のサービスですから、今後参考にする際には、記載されているデータが本当に正しいものかどうか、誤りや意図的な操作を含むものではないかどうかを注意して見る必要がありそうです。
この記事の内容が本当かどうかはわかりませんが、確かにそのような情報操作がなされていたとしても分かりませんし、その可能性も否定できません。
このような情報は、複数のソースを参考にすると良いかもしれません。
特に異常な価格の変動や、不審な動きがあった場合は他のソースでも確認するようにしましょう。