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Sirin Labsはイーサリアムを選択
IOTAは8月7日、時価総額が83円まで急落し、過去9ヵ月で最低値を記録しました。
この原因は、スイスのスマートフォン開発企業Sirin Labsにあったようです。
同社は、業界初となるブロックチェーンスマートフォン「FINNEY」を開発し、IOTAのブロックチェーンTangleを導入予定であると以前発表していました。
しかし、考えが変わったのか、IOTAではなくイーサリアムのプライベートプロックチェーンを採用することに決定。
Sirin LabsのCMOを務めるNimrod May氏はETHニュースに対し、
「我々はこれ以上IOTAと協力するつもりはありません。
選択を検討し、道筋を決定しました。
ローンチの際にはイーサリアムのブロックチェーンを使用する予定です。
FINNEYフォンはSirin Labsをホストとした完全なノードを介して作動します。
ホワイトペーパーをリリースして以降、我々の計画は常にSRNトークンとエコシステムを次世代ブロックチェーンに移行させることでした。」
とコメントしました。
IOTA、過去9ヵ月で最低値を記録
この報告を受けた後IOTAの時価総額は83円まで急落し、8日現時点ではさらに74円台まで価格が下落しています。
Sirin Labsの選択は一時的なもの?
Sirin Labsの選択に対しメディア側は、Sirin Labsが今後FINNEYに関しては第三世代ブロックチェーンに頼っていきたいと望んでいることから、今回第二世代ブロックチェーンであるイーサリアムを選択したのも一時的な解決策に過ぎない、としています。
FINNEYは今年の11月に1台約10万円で発売予定となっており、2万5000台以上が事前予約されているとのこと。
Sirin Labsは2016年に150万円もする世界一安全な高級スマートフォン「Solarin」を販売しており、その驚きのスペックから、FINNEYに対しても期待が寄せられていることがわかります。
FINNEYを通じてブロックチェーンの有用性が広がる可能性はもちろん、その普及度合によってはSirin LabsのトークンSRNも大きく影響を受けるでしょう。
参考サイト
”https://cryptovest.com/news/sirin-labs-leaves-iota-for-ethereum-iota-drops-to-lowest-level-in-9-months/”
”https://coinjournal.net/sirin-labs-cho”