<この記事(ページ)は 3分で読めます>
6月28日、中国のサイバーセキュリティ会社であるSlowMistが仮想通貨Tether(テザー, USDT)に二重使用の軟弱性があると指摘しました。
二重使用の可能性
28日に更新されたSlowMistの公式Twitterでは、「実際の送金額と紐付いている履歴に正しい値が表示されない状態で、取引所にUSDTを送金することに成功した。できるだけ早く解決にあたるべきだ」とあります。
(SlowMistが投稿した、二重使用に繋がる取引が有効(valid)になったことを示す画像)
つまり、本人が実際に送金をしていなくても取引所でトークンが保有できる、二重使用の危険性があるということです。
Tetherプラットフォーム側と取引所の双方の言い分
これを受け、Tether(テザー)が利用するプラットフォーム、OmniLayerの創設者はRedditでこの件の原因は取引所にあるとしました。
その後、仮想通貨取引所のOKExは精査の結果、OKExに二重使用に繋がる軟弱性は無いと発表しています。
それではこの問題の本当の原因はそこにあるのか、不明なままです。
ステーブルコインへの疑惑も
Tether(テザー)は、米ドルと価格が連動させているステーブルコインとして知られていますが、実際は運営会社が発行額に相当する米ドルを保有していないのではないか、という疑惑も向けられています。
購入や利用には少し慎重な姿勢が必要かもしれません。
参考サイト:
https://twitter.com/SlowMist_Team/status/1012362798137872384?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1012362798137872384&ref_url=https%3A%2F%2Fmedium.com%2Fmedia%2F182afd3a3c7762a37a011ada60a91f85%3FpostId%3Dbeea0f19dd51
https://www.reddit.com/r/CryptoCurrency/comments/8ulr0t/a_doublespend_has_been_successfully_performed_on/e1gispn/
https://support.okex.com/hc/en-us/articles/360006305532