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決済システムのスタートアップ企業であるリップルのコインXRPの売り上げが大幅にダウンしていることが報告されました。
前期比54.9%の下落
7月23日(火)にリップルが発表した報告書によると、第2四半期(以下Q2)のXRPの売り上げは7500万ドルで、前期1億6770万ドルに比べて54.96%の減少となりました。
原因についてリップルの報告書では、仮想通貨業界全体のQ2のトレンドが下降局面にあったため、全体に引きずられる恰好で価格が下落したとしています。
「価格変動の強い連動性はマーケットがまだ未成熟な証拠であり、投資家は主要なデジタル資産のそれぞれの価値を見分けることができていない。仮想通貨産業が成熟していくにつれて、なにが有益で価値があるのかが明らかになり、価格の連動性はなくなっていくと予想する。」
リップルのXRP保有問題
リップルのXRPはその大半はリップルによって保持されていますが、リップルはトークンをエクスロー(決済の保全のため第3者へ預託すること)しています。Q2で30億ドルがリリースされましたが、同期間に27億ドルはエスクローに戻ってきていることも報告されています。
一方リップルはQ2を”ベストな四半期”ととらえているようです。価格は下落しましたが顧客数は伸びたためです。
「価格の下落と顧客数の上昇は、XRPがリップルの手を離れたということの表れだと強調したい。」
リップルのXRPの保有の多さはバッシングの対象でしたが、CEOのBrad Garlinghouseは先月、分散型台帳はリップルに依存したものではなくXRPは証券ではないのだ、と語っていました。
第3四半期は
Q3に関してはビットコインの急上昇によりアルトコインも軒並み上昇基調ですが、リップルもこの流れに乗っていけるのか、顧客増大の効果が最大化されるのかを見ていきましょう。
参考サイト
“https://www.coindesk.com/ripple-report-xrp-sales-dropped-54-in-q2-but-customer-base-grew/”
“https://coinmarketcap.com/currencies/ripple/”