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【週刊】やさしい仮想通貨チャート分析:リップル(XRP) 2018.07.17

リップルチャート分析

<この記事(ページ)は 4分で読めます>

チャートから今後の値動きを予測し、仮想通貨投資で”勝てる”ようになるために、実際のチャートを見ながらテクニカル分析の手法をご紹介していきます。
ローソク足チャートの見方がわからない方は、こちらの記事をご覧ください。

7月17日現在、1BTC = 約758,000円となっています。

そして7月17日11時現在、リップルの価格は0.0000714 BTC(54.12円)前後を下降気味に推移しています。
しかし、今後数日の間に下降トレンドは終了し、横ばいからやや上昇傾向に変化すると予想されます。
安定した上昇トレンドに変化するためには、0.000072 BTC(54.57円)を上抜けられるかどうかが焦点となるでしょう。
底値は0.000067 BTC(50.79円)前後と予想されますが、ここを下回った場合は大きな下落に警戒が必要です。

Bittrexより、XRP/BTCのチャートを見てみましょう。


7月17日11時 XRP/BTC 日足

7月11日現在のXRP/BTCのチャートです。
6月初旬に高値を付けた後、現在まで単調に下落していることがわかります。
しかし、7月に入ってからは下落の勢いも弱まり、横ばいに推移しているようにも見えます。
この動きをわかりやすくするため、移動平均線を引いてみましょう。

1.移動平均線を引いてみる

5日移動平均線を黄色の線で引いてみました。
この線の傾きを見ると、6月の間はずっと単調に下降していたものの、7月に入ってからはその傾きもやや横ばい気味になっていることがわかります。
しかし、これだけでは、本当に下降トレンドが終わったと言えるだけの証拠にはならず、疑いが残ります。
そこで、今回は新しく、MACD(マックディー)という指標を導入します。

2.MACDを使ってみる

7月17日11時 XRP/BTC 日足

先ほどと同じチャートに、MACDを導入してみました。
白い線がMACD、赤い線がシグナルです。
こうしてみると、水色で印をつけた部分でMACDがシグナルを上抜けている、いわゆるゴールデンクロスが起こっていることがわかります。
MACDの傾きが緩やかなので、強いサインではありませんが、リップルの価格は下降トレンドを終えて横ばい、あるいは上昇トレンドに転じようとしていると見てよさそうです。

【MACDとは】

MACDとは、日本語で言うと、「指数平滑移動平均線」という小難しい名前で呼ばれる、移動平均線の発展形を使った指標です。
指数平滑移動平均線の特徴を簡単に説明すると、「遠い過去の価格よりも直近の価格の影響を強く受ける移動平均線」です。
これを短期のものと中長期のものの2本使い、その差を取ることで、買いと売りのどちらが強いのかを判断するのがMACDです。
一般に、短期の線をMACD、中長期の線をシグナルと呼びます。
MACDがシグナルを上回るとゴールデンクロスと呼ばれる買いサイン、逆にMACDがシグナルを下回るとデッドクロスと呼ばれる売りサインとなります。

3.サポートラインとレジスタンスラインを引いてみる

7月17日11時 XRP/BTC 1時間足

より詳しく、1時間足で見た上で、サポートラインとレジスタンスラインを引いてみます。
オレンジの直線がサポートライン、紫色の直線がレジスタンスラインです。
かなり細かいレンジ相場となっているので、支持点に合わせて線を引くというよりは、価格の揉み合いが起こっているところを貫くように線を引いてみました。
こうしてみると、0.000067(50.79円) BTC付近が底値、0.000072(54.57円) BTC付近が上値となっているようです。
そのため、全体としては横ばいかやや上昇傾向にはありますが、サポートラインとレジスタンスラインを抜けるかどうかに注意が必要と言えます。

結局リップルの値動きはどうなるのか、将来の価格予想のまとめ

今回は、移動平均線やサポートラインといった基本的な指標に加え、新たにMACDを使って分析してみました。
その結果、7月17日時点では、リップルの価格は横ばいかやや上昇傾向にあり、0.000072 (54.57円)BTCを抜けられるかどうかが焦点になるということがわかりました。
MACDは、直近の価格の影響を強く受けることから、通常の移動平均線よりも価格の反映が早い強みがある反面、ダマしが起こることもあるので、過信は禁物な指標です。
MACDだけに頼って分析するのではなく、いろいろな指標を組み合わせて使うのがよいでしょう。

※当レポートは、仮想通貨の価格チャートの一般的な見方やテクニカル手法を提供することを目的としており、
投資勧誘を目的としたものではありません。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資は価格変動のリスクを伴いますので、損失を被る場合があります。
※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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