<この記事(ページ)は 3分で読めます>
ドイツで最大の銀行であり、ヨーロッパの主要金融機関の一つであるドイツ銀行が、2018年の第一四半期に出した利益は、1億4600万ドル、
に対して、
世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)が出した利益は、2億ドルです。
148年前に設立された大手銀行で、ドイツ最大、ヨーロッパ最大のトップクラスの銀行であるドイツ銀行が、わずか8か月前には存在しなかった仮想通貨のスタートアップ企業であるBinanceに破られた、という構図です。
Binanceは開設当初から目を見張るほどの成長を続け、今も衰えていません。
そのオフィス開設を受け入れる国は、かなりの税収入が見込めるという魅力があります。
マルタがBinanceの受け入れを歓迎していますが、Binanceの指数関数的な成長率と仮想通貨市場の急速な動向を考えると、仮想通貨業界とそのスタートアップ企業を取り入れたマルタ政府の動機付けは明らかです。
仮想通貨市場はまだ初期段階
社員約200人の新興企業Binanceが利益2億ドルに達し、社員を10万人抱えてリストラを余儀なくされている主要銀行を収益性の面で凌駕しているという事実は、仮想通貨市場の長期的で健全な発展を示しています。
潜在的な仮想通貨市場の需要が持続し、機関投資家が引き続き参入し続ける限り、今回Binanceが8か月未満でドイツ最大の銀行を上回ったように、次の一、二年で世界的金融企業に躍り出ることも考えられます。
設立8か月のBinanceがヨーロッパ最大のドイツ銀行の収益を上回ったことは金融業界に大きなインパクトを与えたと考えられます。
2009年にビットコインが生まれ、2015年にイーサリアム(ETH)が創り出され、トークンを用いるICOなどの経済システム、いわゆる仮想通貨産業が出現してからまだ5年も経っていませんが、仮想通貨市場のこのような拡大は金融業界でも無視できない存在となっています。
今後のBinanceのマルタへの移転など、各国の仮想通貨に対する対応も注目ですね。
参考サイト:
https://www.ccn.com/binance-surpassed-germanys-biggest-bank-deutsche-in-profitability/