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大手海外取引所Binance(バイナンス)は5月4日に、USDT建てのリップル銘柄を追加したことを明らかにしました。
USDTとは?
USDTはTether社により発行されている仮想通貨です。
他の仮想通貨とは違い価格が米ドルなど法定通貨に固定された、いわゆるペッグ通貨になります。
ただし、常に同じようにレートが動いているわけではなく、USDTの取引度合によっては米ドルと誤差が生じます。
中央集権体制とUSDTに潜むリスク
USDTは法定通貨と価格を固定するために、Tether社により中央集権体制で管理されています。
殆どの仮想通貨が非中央集権化を掲げる中で、このような管理体制を行うことは珍しいです。
もし会社によって不正が働かれるか、破綻してしまえば、USDTは一気に価値が無くなってしまいます。そのため、USDTは他の仮想通貨よりもリスクが高く、注意が必要です。
リップルの価格への影響は?
Binanceがこの事実を発表してからおよそ一週間がたちました。Binanceの通貨ペアが増加するということは相場や市場に大きな影響を与えます。
実際にチャートを見てみると、やはり5月4日にリップルの相場は一時急騰し5日、6日まで高水準を保っています。
しかしながら今回追加されたペアがUSDT建てのリップル(XRP/USDT)であることには注意が必要でしょう。
ペッグ通貨を発行するTetherは一時期その信頼性が大きな問題となっていました。
今後もTetherの動向に注意しながら相場を見ていくことが必要です。
参考サイト:
http://ripple.2chblog.jp/archives/31471128.html
https://twitter.com/binance/status/992316309508575233/photo/1