<この記事(ページ)は 3分で読めます>
仮想通貨取引、決済サービス、マイニングを手掛けるGMOインターネットが2018年度の第三四半期決算を発表し、同社の仮想通貨関連部門が最高益を記録したことを明らかにしました。
仮想通貨取引業が好調
同社のプレスリリースによると第3四半期の売上高は26.1億円、営業利益は1億円とのことです。
仮想通貨取引所の営業利益は前期比34.4%増で、第2四半期の5.5億円から7.4億円に増加したとのことです。
GMO仮想通貨取引所のユーザー数が堅調に増加しており、208000人に達しています。
一方で、取引高は前期の2200億円から890億円に減少しました。
マイニング部門は赤字
一方で、GMOのマイニング部門は、12.3億円の売り上げに対して営業利益が6.4億円の赤字でした。
ビットコインの価格の低迷などの外部環境の悪化とマイニング装置の減反償却のコストになどが要因とされています。
10月のマイニングのハッシュレートは674PH/sでしたが、GMOは年内には800PH/sに到達させる予定でとのことです。
マイニング事業については、より電気代の安い場所に移転して収益を改善するなどの考えを示したとのことです。
GMO発行のステーブルコイン”GYEN”
GMOは、10月の初旬に円と連動するステーブルコイン”GMO Japanese Yen”を発表しましたが、ティッカーを”GYEN”に変更するとのことです。
”GYEN”は国際間取引を目的に作られたもので、2019年の立ち上げを目指しているとのことです。
GMOは、コインチェックに続き今年3月に金融庁より業務改善命令を受けて以来、サービスの改善やリスクマネジメントシステムの調査報告を行うなどの取り組みを行ってきたと言います。
これらの取り組みの成果が、仮想通貨取引所部門の堅調な業績に現れたと言えるのかもしれません。
今後もGMOの成長に期待したいですね。
参考サイト:
”https://news.bitcoin.com/gmo-internet-reports-cryptocurrency-exchange-profit-rose-over-34-in-q3-2018/”
”https://cointelegraph.com/news/japans-gmo-internet-reports-historical-q3-performance-for-its-crypto-related-businesses”