<この記事(ページ)は 3分で読めます>
ドイツで2位、欧州では9位のシュトゥットガルト証券取引所取引所が、ドイツ国内フィンテック企業、ソラリスバンクと提携し、仮想通貨取引所の取引プラットフォームを共同で開発すると発表しました。
2019年上半期開設を目指す
両社が共同で立ち上げる仮想通貨取引所は、19年上半期に開設する見通しとのことです。
まずはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH) を取り扱いを開始し、その後他のトークンやICOプラットフォームなども計画中とのことです。
機関投資家と個人投資家の両方の顧客に対応し、現行の関連する規制に基づき、株式取引と同様に注文実行がなされるとのことです。
今回のプロジェクトは、ソラリスバンクがブロックチェーン企業の顧客向けに銀行口座を提供する「ブロックチェーン・ファクトリー」の一環として取り組まれています。
欧州地域への影響
過去5年間、欧州は仮想通貨の堅牢なインフラを持っているにも関わらず、急速にインフラを発展させた新興市場に押されて苦戦を強いられていました。
その結果、シンガポールや韓国、日本が取引高やスタートアップ企業の時価総額においては、アメリカに次いで大きな影響力を持つようになりました。
調査会社のCryptoCompareのデータによると、1年前はビットコインやイーサリアムといった主要な仮想通貨の取引高のボリュームは日本、韓国そしてアメリカに集中していました。
ところが、ここ数ヶ月の間にG20の仮想通貨に対する規制の引き締めと、イギリス、フランスなどをはじめとする欧州の仮想通貨に対する寛容な政策が影響し、ユーロペアの仮想通貨取引が、シェアを拡大し始めているとのことです。
弱気相場が続いているにも関わらず、既存の金融大手による仮想通貨業界への参入はアメリカだけにとどまらず、グローバルなトレンドとしてまだまだ続きそうです。
今回の新たな仮想通貨取引所の立ち上げで、欧州の仮想通貨市場がさらに影響力を増すことが期待されます。
参考サイト:
”https://www.coindesk.com/major-german-stock-exchange-to-launch-crypto-trading-platform”