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世界2位の証券取引所であるナスダックが金曜日、スイスを拠点とする取引プロバイダーのCinnoberを買収することが明らかになりました。
Cinnoberはデジタル資産分野に強い経歴を持ち、機関投資家が投資しやすい環境を構築してきました。
これらの取り組みの一環として、Cinnoberは、仮想通貨管理セキュリティ大手のBitGoとパートナーシップを組んでいます。
BitGoもまた、Kingdom Trustを買収したり、韓国の取引所Korbitとパートナーシップを組むなど様々な企業と提携して成長してきました。
ナスダックは仮想通貨取引の準備を進めている?
ナスダックの最近の買収の傾向は、仮想通貨取引にあるようです。
SEC(米国証券取引委員会)がウィンクルボス兄弟のETFを却下した際には、仮想通貨業界の専門家を招いて非公開会議を開き、参加者らは仮想通貨を現行の金融商品のように合法化させる方法、特にSECを説得させる方法などについて話し合ったといいます。
Cinnoberの仮想通貨分野での功績が今後の強み
CinnoberのBitGoプラットホームはナスダックの大口機関投資家のニーズに合致しています。
マルチシグネチャーによるセキュリティ認証や監視管理ソリューションにより、BitGoは市場にその名を知らしめました。
ナスダックはCinnoberのこれらの功績により、最新の資産タイプであるデジタル資産に市場の注目を集めることがねらいだとしています。
ナスダックのCEO、Adena Friedman氏は次のように語っています。
「Cinnoberと我々の提携により、知的財産、技術力、それぞれの能力の融合がナスダックの最速の成長をもたらすだろう。グローバルな市場の高速な進化の継続だけでなく、新しいマーケットの進化を促進するだろう。新しいマーケットとは、様々な産業が、市場の統合を促進するためのツールにアクセスしたり、より高速な成長を可能にする技術力のあるインフラを必要とするような市場である。この買収は国際的な市場インフラを提供する我々の能力を高め、新しい成長段階への拡大を加速させるだろう。」
Cinnoberは、社内ソリューションと技術力の獲得を第一の目標として発展してきました。
特にCinnoberの仮想通貨管理サービスは、誰もが欲しがる買収の最大の要だといいます。
世界最大の証券取引所の1つであるナスダックが、仮想通貨関連の企業を買収しました。
今後、仮想通貨取引が主流になるとの予想から準備を始めているのでしょうか。
今後の動きに注目が集まります。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/bitcoin-appetite-nasdaq-is-acquiring-crypto-friendly-swedish-exchange-cinnober/”