<この記事(ページ)は 2分で読めます>
ポーランド最大の仮想通貨取引所Bitbayが、「ブロックチェーンアイランド」とも呼ばれるマルタに移転することを発表しました。
その理由には、ポーランドの銀行が協力的ではないことを挙げています。
この傾向は初めてのことではなく、世界最大の仮想通貨取引所Binanceなどの動きに続くものです。
ポーランドも、仮想通貨取引を嫌う国の一つであり、Bitbayとポーランドの銀行の関係は最悪の状態に陥っていました。
先月末に、ポーランドで唯一、現地通貨との交換に応じてくれていた最後の銀行が、その関係を切ってしまったようです。
そのため、BitbayはEU内で仮想通貨に対して好意的な法を提供する管轄区を探していました。
マルタは仮想通貨フレンドリーなブロックチェーンアイランド
Bitbayのエグゼクティブは、
「マルタ政府とは生産的な会議をすることが出来ました。マルタは仮想通貨ビジネスにフレンドリーな環境を提供してくれそうです。」
と、発言しました。
ポーランドのプラットフォームからマルタ島への段階的な移転にともない、今年9月にはポーランドでの取引は停止するようです。
マルタ島といえばリゾート地のイメージに溢れていますが、マルタはヨーロッパの小国でありながら、仮想通貨の法整備が進んでいる国の一つで、DLTの分野でも経済をけん引できると信じている商魂たくましいと言える政府をもっています。
今後、別の取引所が再びマルタに移転したり、マルタに倣って仮想通貨の法整備を積極的に進める国が出てくるかもしれません。
参考サイト:
https://www.ccn.com/bitbay-suspends-polish-operations-heads-to-crypto-friendly-malta/
https://bitbay.net/en/news/bitbay-moving-to-malta