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【選び方から作り方まで】リップルウォレットのおすすめ4選

2018.08.09
リップルのウォレットの種類やおすすめウォレットについて紹介

<この記事(ページ)は 11分で読めます>

リップル(Ripple)を購入したはいいものの、購入した取引所に預けっぱなしにしている、という方は実は多いのではないでしょうか?

リップルに限らず、保有する通貨を取引所に預けたままにしておくのは安全な管理方法とは言えません。

そこで、より安全に保有する通貨を管理するために活用することができるものが、ウォレットです。

今回は、リップルを管理する上でおすすめのウォレットの種類、特徴、代表的なリップルウォレット、ウォレットを購入する際の注意点などについて解説します。

リップルの管理にウォレットを利用するべき理由

そもそも保有するリップルを管理する上で、なぜ、ウォレットを利用しなければならないのでしょうか?

理由は主に2つあります。

セキュリティ強化

第一に、保有する通貨をハッキングや盗難のリスクから守るためです。

仮想通貨取引所に保有する通貨をあずけっぱなしにしていると、取引所が外部からハッキングを受けたり盗難被害に遭ってしまった場合、保有する通貨が二度と手元に戻ってこない、というような事態にもなりかねません。

2018年初頭には大手取引所であった「coincheck」がハッキングの被害に見舞われてわかったように、大手の取引所で多くのユーザーが使用しているから、という理由でセキュリティ面に関して信頼をおくことができるとは限らないのです。

自分の資産を確実に保護するために、ウォレットを有効活用し、保有通貨がさらされる危険を最小限にすることが重要なのです。

カウンターパーティーリスクの回避

カウンターパーティーリスクとは、金融商品の取引に関連する金融用語で、取引の仲介者の経営不振や倒産などにより、契約が不履行となってしまうリスクのことです。

仮想通貨であれば、取引所の倒産などにより、預け入れていた仮想通貨が手元に戻ってこないリスクを意味することになります。

頻繁に起こることではありませんが、起こる可能性はゼロではありません。

起こってしまった時に泣き寝入りしないためにも取引所への資産の預けっぱなしはできる限り避けましょう。

リップルのウォレットは大きく5種存在する

リップルをはじめとした仮想通貨のウォレットは、ウォレットの形態によって、大きく5種類に分けることができます。

これらのウォレットは目的に合わせて使い分けることができます。ここでは、それぞれの仮想通貨ウォレットの特徴や、それぞれのメリット、デメリットなどについて解説します。

ウェブウォレット

ウェブウォレットとは、ウェブ上のウォレットのことを指します。

インターネット環境があればどこでも利用することができるウォレットで、ID/PASSだけでログインすることができます。

どの端末からもサイトにアクセスすれば利用可能することができるため、利便性は非常に高いです。但し、インターネットに接続して利用するホットウォレットであるため、ハッキングに遭う可能性はゼロではありません。また、多くの場合、秘密鍵は管理人が管理するため流出する可能性もあります。

モバイルウォレット

モバイルウォレットは、その名の通り、アプリなどでスマホからアクセスすることができるアプリです。

使用方法は簡単で、アプリをダウンロードすればすぐに利用を開始することができます。

スマホウォレットにはインターネットに接続して利用するホットウォレットタイプと、インターネットに接続しないコールドウォレットタイプの2種類が存在します。

セキュリティ面を重視するのであれば、インターネットから環境されたコールドウォレットを使うことでハッキングリスクを限りなくゼロにすることができます。

手軽に利用できる一方で、スマホにロックをかけていないと、スマホを紛失した場合に簡単に送金等が行われてしまう恐れもあるため、スマートフォン自体、アプリの両方にパスを設定しておくことが重要です。

デスクトップウォレット

デスクトップウォレットとは、専用ソフトをインスタールして、パソコン上で利用することのできるウォレットのことを指します。

そのため、ウォレットはダウンロードした先のパソコンからのみアクセスすることができます。<

秘密鍵を自分で管理できる、というメリットがある一方、パソコンがウイルスに感染してしまった際にウォレットがっけんにさらされてしまうというリスクも存在します。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットとは、USBなどのハードウェア端末で保管するタイプのコールドウォレット。

USB接続で簡単に取引ができるので利便性が高い上に、オフラインで電子署名が行われるので、秘密鍵が外部に漏洩する恐れが限りなく低く、セキュリティ面の高さは抜群です。

但し、ハードウェアウォレットの端末自体が数万円単位であり、他の種類のウォレットに比べて高額なことがデメリットです。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、アドレスや秘密鍵、QRコードを紙に印刷し保管するタイプのウォレットのことをいいます。

完全にインターネット環境と遮断されているためハッキングに遭う心配は全くありませんが、ウイルスやマルチウェアに感染していないパソコンでの作成が必要になるほか、プリンターに情報が残らないようにするなど、特定の環境下を作り出すのが困難です。

また、取引するには一度他のウォレットに移す必要があり、利便性には欠けます。
長時間取引をしないという前提であれば、紙媒体を保管しておくだけなのでハッキングリスクがなく最も安全な方法です。

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使いやすさ重視のスマホウォレット

ではリップルの資産管理におすすめのウォレットとはどういったウォレットなのでしょうか。

セキュリティ面よりも使いやすさを重視したい、という方であれば手元の端末からいつでもアクセスすることのできるモバイルウォレット、ウェブウォレットがおすすめです。

今回は代表的なウォレットを2つご紹介します。

【Ginco(ギンコ)】

ginco_top

「Ginco(ギンコ)」はスマホ上で複数の仮想通貨を一元管理できるモバイルウォレットアプリです。2018年8月からリップルに対応しています。

 

★Gincoの特徴

  • リップル以外にもビットコインイーサリアムなど、合計15種類の仮想通貨に対応している
  • 自分で秘密鍵を管理するタイプのウォレットになっているため、他のウェブウォレットよりもセキュリティが高い
  • DEXやDAppsプラットフォームの搭載を予定しており、今後の機能の増加が期待できる

 

★Gincoウォレットの作り方

Gincoの公式アプリをダウンロード、「今すぐはじめる」をクリックしてアカウントを作成します。取引所とは異なり、アカウントの作成に身分証等は必要ありません。1分程度でアカウントを作成することが出来ます。

 

★Gincoの特徴まとめ

Gincoのウォレットは作成しやすく、完全に日本語に対応しているため、初心者の方には使いやすいウォレットです。

複数の仮想通貨を高度なセキュリティ下で一元的に管理したい方にはおすすめのウォレットです。

【Toast Wallet】

Toast Wallet ロゴ画像

Toast Walletはリップル専用のモバイルウォレットです。日本語には対応していませんが、感覚的に利用しやすいウォレットなのでさほど心配する必要もないでしょう。

 

★Toast Walletの特徴

  • リップル専用
  • リップルの送金のみ可能
  • 取引所と連携していないため、アプリ内での換金はできないが、その分安全性は高くなる
  • アプリ内の「設定」から「バックアップ」しておけば、携帯を紛失・機種変更した際、ウォレットをそのまま移行できる

 

★Toast Walletの作り方

お手持ちのスマートフォンで、「Toast Wallet」のアプリをダウンロードすればすぐに使用を開始できます。無料でダウンロードができ、iOSとAndroid、両方に対応しています。

→iOSのアプリはこちら
→Androidのアプリはこちら

 

★Toast Walletまとめ

簡単にウォレットを作成することができ、スマホからすぐにアクセスができるため、操作しやすく、初心者の方や少額のみ保管される方におすすめです。

ウォレットを作成するのも簡単ですし、スマートフォンのアプリを使用するため、持ち運びも楽です。

操作も簡単にできるので、使いやすさを求めている方は是非「Toast Wallet」を使ってみてください。

安全性が第一のハードウェアウォレット

【Ledger NanoS】

Ledger NanoS端末の画像

Ledger Nano Sは、リップルをはじめとした31種類の通貨(2018年8月時点)に対応したハードウェアウォレットです。

 

★Ledger Nano Sの特徴

  • リップル以外にもビットコインやイーサリアムなど、他の仮想通貨にも対応している
  • 種類の違う仮想通貨をまとめて保管することができる
  • オフラインで保管するため、本体の紛失や破損に気を付ければ、安全性は非常に高い

 

★ウォレットの作り方

まずは、ハードウェアウォレットの本体となる「Ledger Nano S」を用意する必要があります。「Ledger Nano S」は公式サイトから79ユーロ(約¥10,400)で購入することができます。

セットアップが完了したら、お手持ちのリップルを本体に送ります。そのためには、Ledger Walletの公式サイト にアクセスし、「Ledger Manager」というアプリをパソコンにインストール必要があります。

Ledger Nano Sはアマゾンなどでも購入できますが、安全性を考えると正規販売店からの購入が一番おすすめです。

 

★Ledger Nano Sの特徴まとめ

Ledger Nano Sは、セキュリティ面が非常に堅固である一方で、本体価格が他のウォレットに比べて高額であり、また、使用を開始できるまでの手順がやや複雑で時間もかかってしまいます。

従って、多額の仮想通貨を持っている方や仮想通貨に慣れている方、または、安全性を最重視されている方におすすめです。

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【Github】

Githubのリップルペーパーウォレット

Githubはリップル専用のペーパーウォレットです。

 

★Githubの特徴

  • リップル専用
  • オフラインのウォレットなので、紙の保管に気を付ければ安全性は保証されている
  • 一枚のペーパーウォレットを再利用をすることができない

 

★Githubウォレットの作り方

Githubの公式サイトから必要なzipファイルをダウンロードします。
インターネット接続を切ってからファイルを開き、「coldwallet」という名前のHTMLファイルを開くと、画像のようなペーパーウォレットが表示されます。
これを印刷すれば、リップルのペーパーウォレットの完成です。
ペーパーウォレットが完成したら、お持ちのリップルをそのウォレットに送ります。
画像では赤く塗りつぶされている、「Ripple Address」に入金すれば、ペーパーウォレットに移行することができます。
(また、青く塗りつぶされている「Private Key(秘密鍵)」を使って、出金することができます。)

ペーパーウォレットは一部の資産のみを出金することができないため、出金する際には、そのペーパーウォレットに保管されている全資産を一旦別のウォレット(出金に対応できるようなウォレット)に移行し、出金します。
一旦移行してしまった後、再度そのペーパーウォレットに資金を入金しても、自動的に別のウォレットに移行されてしまいます。従って、一度出金に使用したペーパーウォレットは再度使用することができないのです。
一度出金してしまったら、新しいペーパーウォレットを作成する必要があります。

 

★Githubの特徴まとめ

安全性を重視する方にはおすすめですが、出金する際にかかってしまう手間や、毎度ウォレットを発行しないといけないことを考えると、一つの端末を再利用することができる「Ledger Nano S」の方が便利かもしれません。

リップルウォレット購入時の注意点

中古品は絶対に購入しない

ハードウェアウォレットの場合、高額なため、中古品の購入を検討する方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、いくら安い価格で売りに出されていても中古品のハードウォレットは絶対に購入してはいけません。

中古品として出品されているものの中には不正なプログラムが組み込まれている場合があり、預け入れた仮想通貨が盗まれてしまう可能性があります。

ハードウォレットに関してはフリマアプリなどで購入価格を抑えようとせず、きちんと新品の商品を購入しましょう。

信頼できる購入元を選ぶ

新品を購入する際は必ず信頼できる購入元を選びましょう。

できればカスタマーフォローの手厚い公式サイトか正規店での購入をおすすめします。

リップルおすすめウォレットまとめ

いかがでしたか?

ウォレットがリップルを安全に保管する上で非常に重要な役割を果たすこと、個々人の目的に合わせて様々な種類のウォレットを利用することができる、ということがお分りいただけたかと思います。

様々な種類のウォレットがありますが、自分のニーズに合ったウォレットを選び、うまく有効活用しましょう!

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