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ビットコインのマイニング事業を中心とし、コングロマリット化が進むBitmainの創設者のひとりであるジハン・ウーがICOに対して否定的なコメントを示しました。
ICOとは
取引所に上場する前の仮想通貨(トークン)を開発元から購入することができる期間のことです。
株式市場でいうIPO(Initial Public Offering)に相当します。
ICOでは、その企業やプロジェクトが発行するコインが株式の役割を果たします。
資金調達元はプロジェクトの内容やロードマップを記したホワイトペーパーを発行することで、投資家に出資を募ります。
ジハン・ウーとはどんな人物
彼はbitmainを含めて、世界の大手マイニングプールを3つ同時に経営しています。
また、彼はビットキャッシュがビットコインする際、マイナー側として大きな影響を与えたと考えられています。
彼はTRONの運営にもかかわっており、TRONのICOはたった30秒で売り切れました。
マイニングプールとは
マイニングは多くの場合個人で行っても利益が出ないことが多く、集団でマイニングした方が安定的で効率的にマイニングを行うことが可能です。
しかし、上位3社のマイニングプールのシェアが過半数を超えるなど、計算資源の過度な集中が起こっているという現状もあります。
ジハン・ウーのICOに対する具体的な見解
ジハン・ウーは、株や国債といった従来の資産がトークンプラットフォームに移行すると考えています。
しかし、彼はICOの際、投資家たちが投機目的でコインを買うのなら、ICOは崩壊すると予測しています。
こういった、ICOに対する否定的な見解を持っているのは彼だけではなく、Binanceも同様の見解を示しています。
また、CCNによるとBitmainは第一四半期に11億円を仮想通貨関連のスタートアップに投資しています。
ICOには否定的だが仮想通貨の将来に疑問を持っているわけではなさそうです。
参考サイト
“https://www.ccn.com/icos-an-unsustainable-financial-bubble-jihan-wu/”