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ブロックチェーンベースで画像権利の管理が出来るプラットフォームKODAKOneのKODAKCoin(コダックコイン)のICO情報が発表されました。
このプラットフォームKODAKOneを開発と運営をするWENN Digitalによると、5月21日にコダックコインのICOが開始されるとのことです。
当初は、今年1月31日に予定されていたのですが、仮想通貨の弱気市場だった為か、延期されて以来久しぶりのICOの発表で、市場は危機を脱した感がひろまっています。
KODAKOne開発の背景にあるのは、許可なし画像のアップロードですが、2017年だけで推定1.2兆枚に上るそうです。
その結果として多くのフォトグラファーが仕事量にあった報酬を得られていないとのことです。
SECガイドラインに完全準拠したICOで仮想通貨世界への信頼を勝ち取る
このICOは Cointopia によって主催され、Simple Agreements for Future Tokens (SAFT) 契約にしたがってトークンは発行されます。
米国ではSAFTは証券とみなされているので、運営会社であるWENN Digital社はICOを証券として実施するということです。
また、SEC(アメリカ証券取引委員会)やFINRA(米国で証券会社などの行動を監視したり、規制する非営利の民間協会)に登録しているPickwick Capital Partners や Exemplar Capital などがブローカーディーラーとして監督することになっています。
WENN DigitalのCEOは、
「セキュリティと透明性を最大限に高めること、仮想通貨世界への大衆の信頼を確保するやり方で業界でのベストプラクティスに着実に従うことによって、デジタルトークンを投資家に提供することを目指しています。」
と発言しています。
画像の著作権管理に一役買うブロックチェーン
KODAKOneは、ブロックチェーン技術とKODAKCoinを組み合わせることで、画像の使用状況を追跡するライセンスプラットフォームを提供し、権利をより詳細に管理することができるようになります。
また同時に、クリエイティブなコミュニティ空間を作り出し、必要なものがすべて叶うマーケットプレイスとなるようです。
画像の著作権をめぐっては様々な問題が起きており、写真家は正当な報酬を得るのが難しい状況にあります。
KODAK社がKODAKCoinのICOを開始することによって、画像の著作権はより安全に守られるようになることが予測されます。
この問題を解決するという実用的な点で、KODAKCoinはICO時に人気が出るかもしれません。
参考サイト:
https://www.kodak.com/JP/ja//kodakone/default.htm
https://www.ccn.com/kodakcoin-ico-to-kick-off-this-month/