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韓国の警察が、沈没船の財宝を使ってICOを行っていた仮想通貨スタートアップ企業に詐欺の疑いがあるとして調査を始めました。
沈没船に財宝の価値を水増しし、資金調達
韓国当局は1900年台のロシアの沈没船を見つけたとするShinilグループを調査しています。
調査によると、Shinilグループは、沈没船から見つかった財宝と引き換えに独自のトークンを発行しました。
ShinilグループのCEO、Choi Yong-seok氏には渡航禁止令が出されているとのことです。
ソウル警察は近く、Choi Yong-seok氏と詐欺事件の関係者を取り調べる予定です。
ロイター通信によると、Shinilグループは今月初め、1905年に沈没したロシア海軍の軍艦、 Dmitrii Donskoiを発見したとし、この沈没船の中には1340億ドルの金塊が含まれていると発表しました。
Shinilグループはその後の再調査で、財宝の金額を860億円であったと7月26日に訂正しています。
同時に同社は、発見された船に含まれる金を財源とする独自トークン、Shinil Gold CoinのICOを行うと発表しました。
Shinil Gold Coinは今年の立ち上げから約10万人の投資家から600億ウォンを調達したということです。
さらなるICO詐欺の規制が急務
ICO詐欺対策の規制や法の整備が急がれていますが、まだ十分でないのが現状です。
十分な情報収集と慎重に検討することが必要です。
参考サイト:
“https://www.coindesk.com/korean-officials-probe-shipwreck-ico-for-possible-fraud/”